東京ステーションギャラリー
「駅構内で開催される、幅広いジャンルの企画展」
休日は知識や見識を広め、感性が磨かれる美術館巡りへ出掛けませんか? 都内にはさまざまなジャンルのアートが楽しめる美術館が数多く点在しています。また作品のみならず建築や庭園の美を楽しむのも美術館巡りの醍醐味です。気軽に足を運べる東京都内にある美術館の魅力を伝える本企画。今回は、駅構内で開催される幅広いジャンルの企画展が魅力の「東京ステーションギャラリー」を紹介します。
1988年、駅を単なる通過点ではなく、香り高い文化の場として提供したいという想いから、東京駅丸の内駅舎内に誕生した「東京ステーションギャラリー」。2012年に現在の場所にリニューアルオープン。展示室が拡充され、アクセスもより便利になった。開館以来、東京駅の歴史を体現する煉瓦壁の展示室などで親しまれている。2016年春からは、2階の回廊部分に東京駅丸の内駅舎の歴史を伝える資料を常設展示。一方、企画展の内容は、近代美術を中心に現代アートや建築まで幅広い。
東京ステーションギャラリーのロゴは、英文頭文字Tを、3つの煉瓦をつなぐ「目地」をモチーフにデザインしたもの。3つの煉瓦は、美術館活動の柱となる「近代美術の再発見」「現代アートへの誘い」「鉄道・建築・デザインとの出会い」を表す。ここを人と文化、東と西、東京と地方等の起点とし、広く才能を発掘・発信していく美術館でありたいという想いも込められている。
併設するミュージアムショップ「TRAINIART」では、企画展グッズのほか、東京駅を通過する新幹線や在来線各線にちなんだオリジナル雑貨が購入できる。スタイリッシュでおしゃれなアイテムも多く、鉄道ファンでなくとも、きっと気に入る一品が発見できるだろう。
瀟洒(しょうしゃ)なシャンデリアの階段
スタッフが教える!当館の魅力
開業100年以上!
東京駅の歴史を体感
「当館の特徴は何といっても赤い煉瓦壁。創建当時は隠れていて見ることのできなかった鉄骨や構造、煉瓦がむき出しになっており、東京大空襲の火災によって焼けた木煉瓦(もくれんが)も残されています。東京駅の歴史を物語る壁面とともに展覧会をお楽しみください。入館しないと入れないミュージアムショップは、知られざる土産スポット。」
当館の名作・名品
木村荘八(1893~1958年)の晩年の代表作。木村の新聞連載(文・挿絵とも)をおさめた彼の『東京繁昌記』(1958年)は、翌年に日本芸術院恩賜賞を受賞した。本作品はこの本の表紙の原画でもある。
東京ステーションギャラリー
住所|千代田区丸の内1-9-1
Tel|03-3212-2485
開館|10:00〜18:00、金曜〜20:00(最終入館は閉館30分前まで)
休館日|原則として月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間
料金|企画展によって異なる
交通|JR東京駅丸の内北口改札前
駐車場|なし
www.ejrcf.or.jp/gallery
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