《東京都美術館》
アートへの入口を開く、楽しみ満載の美術館
休日は知識や見識を広め、感性が磨かれる美術館巡りへ出掛けませんか? 都内にはさまざまなジャンルのアートが楽しめる美術館が数多く点在しています。また作品のみならず建築や庭園の美を楽しむのも美術館巡りの醍醐味です。気軽に足を運べる東京都内にある美術館の魅力を伝える本企画。今回は、アートへの入口を開く楽しみ満載な「東京都美術館」を紹介します。
1926年に開館した「東京都美術館」。日本初の公立美術館で、美術館で初めての公開制美術図書室を開室したり、ワークショップ形式の美術館プログラムを開催したりするなど、アートとのかけがえのない出合いの場を提供してきた。2016年には開館90周年を迎え、これまでに開催した展覧会は1万3000件を超える。
2012年には「アートへの入口」となることを目的にリニューアルオープン。展覧会を鑑賞しにきた来館者にも、まだ幼い子どもたちにも、初めて作品を出品する芸術家にも「開かれた美術館」であることを使命として掲げている。
世界と日本の名品を紹介する大型の特別展、「アーツ&ライフ展」「現代作家展」「アーツ&ケア展」の3つのテーマから毎年ひとつをピックアップする企画展、公募団体展や学校教育展など、年間約280にもおよぶ展覧会はもちろん、鑑賞を「体験」として楽しんでもらうためのアートプログラムも実施している点が特徴的。
児童や生徒を対象にしたスクール・プログラム、展覧会への理解をより深めるための大人向けプログラム、建築が好きな人は特にうれしい、建物そのものの魅力に迫る「建築ツアー」も開催。レストランやカフェ、ミュージアムショップも楽しみのひとつだ。
スタッフが教える!当館の魅力
「とびラーによる建築ツアー」
「日本のモダニズム建築を牽引した建築家・前川國男が設計した美術館をアート・コミュニケータ(とびラー)と一緒に楽しく散策します。」原則奇数月の第3土曜日に開催。現在は事前予約制。
当館の名作・名品
「正門すぐに設置されている『my sky hole 85–2 光と影』は、東京都美術館の顔ともいえる野外彫刻のひとつ。記念撮影スポットとしても人気です。『佐藤慶太郎像』は、精緻な写実的技巧で日本の近代彫刻に影響を与えた朝倉文夫による作品。東京都美術館創設に寄与した佐藤慶太郎を、朝倉がどう表現したのかをご覧ください。そして鈴木久雄『P3824 M君までの距離』。何気なく目にしていた作品も、足元のプレートに書かれたタイトルからイメージがわくことも。実は、帽子をかぶっています!」
施設紹介
東京都美術館
住所|台東区上野公園8-36
Tel|03-3823-6921
開館|9:30〜17:30、特別展開催中の金曜日は9:30〜20:00(最終入館は閉館30分前まで)
休館日|第1・3月曜、特別展・企画展は毎週月曜(祝日の場合は翌日)
料金|展覧会により異なる
交通|JR山手線ほか/上野駅公園口から徒歩7分
駐車場|なし
https://www.tobikan.jp/
※現在新型コロナウイルス感染症対策のため、施設状況が通常と異なります。最新状況はウェブサイトを確認ください
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