《三井ガーデンホテル豊洲プレミア》
フードコーディネーター野本やすゆきさん、紀子さん夫婦が過ごす
日常を特別にしてくれる休日
大都市圏や地方中核都市を中心に展開する「三井ガーデンホテルズ」。
その街ならではの感性を取り入れ、上質な滞在を提供する「三井ガーデンホテル豊洲プレミア」にフードコーディネーターとして活躍する野本さんご夫妻と訪れた。
訪れた人
野本やすゆきさん、紀子さんご夫妻
野本さんは東京・谷中最古の寿司店「谷中松寿司」の三代目として暖簾を守りながら、フードコーディネーターとして多方面で活躍。人生をともにする紀子さんは、フードコーディネーター養成スクールで講師を務めながら、TVや書籍など食のフィールドで活躍中。著書多数。
「記憶に残るホテル」として国内外の旅人に快適な滞在を提供している「三井ガーデンホテルズ」が2022年11月にリブランディングを果たした。新しいコンセプトは“Stay in the Garden”。
手入れが行き届いた潤いあふれるガーデンのような空間で、その地ならではの個性を体感しながら、豊かな寛ぎに満ちた滞在を提供する。
その中で「三井ガーデンホテル豊洲プレミア」は最上位のプレミアクラスだ。
かつては造船業で栄えた水辺にタワーマンションや商業施設が建ち並び、日々ダイナミックに進化している豊洲エリアで「三井ガーデンホテル豊洲プレミア」は、銀座や豊洲市場から約10分。都心の観光名所からもアクセス至便な豊洲駅直結のロケーションが魅力だ。
今回、滞在体験をしていただく野本さんご夫妻は、老舗寿司店の三代目でありフードコーディネーターという仕事柄、豊洲市場には日々通っている。
「豊洲には仕事で訪れることがほとんどなので、不思議な気分です」
活気あふれる豊洲駅からホテルに入った瞬間、喧噪を忘れさせてくれる「海と空の旅」がはじまる。海底の静寂を思わせるアプローチは水中をテーマにしたアート作品が配され、荘厳な雰囲気。期待感が高まりながら、ホテル専用の直結エレベーターで一気に36階へ。
エレベーターホールから続くアプローチの先にある扉が開いた瞬間、二人から声があがった。
大きくとられた窓から目の前に広がるのは、地上165mの天空から臨むパノラミックな眺望だ。レインボーブリッジや東京タワー、スカイツリーといったランドマークをはじめ東京湾の開放的な水景は地平線まで続き、都心にいることを忘れさせてくれる。
「ホテルのロビーは外が見えないところが多く閉鎖的なイメージですが、この景色は感動的ですね。普段通っている豊洲を空から眺めている感覚が新鮮で、まさに別世界です」とやすゆきさん。
「天空の航海」をテーマにしたロビーをぐるりと眺めながら紀子さんが続ける。
「ダイナミックな美景と対象的にモノトーンの雰囲気で高級感があり、格式を感じます。天井が高く、抜けのよさも気持ちいい」
ロビーから客室まで
開放感に包まれる非日常空間
その非日常の世界はゲストルームでも体感できる。
全225室の中から、二人が滞在したのは「デラックスビューバスツイン」。ベッドサイドのスイッチでカーテンを開けると、二面の窓から東京を一望する美景が広がった。
「あれが豊洲市場かな。富士山も見えるね」
二人はソファでリラックスしながら、突き抜ける空のように晴れやかな表情で窓辺を望む。
「水辺を上からみることはなかなかないので、キラキラしている水面や街の変化は見ていて飽きない。あらためて東京のよさを再発見しました」と紀子さん。
その美景とともに楽しめるのが、上質な寛ぎだ。「碇泊」をテーマにしたゲストルームの中でビューサイドの客室は、空や海、水面をモチーフにした落ち着いたブルーをアクセントに、アーバンリゾートを思わせるデザインと都会をイメージしたエッジの効いたインテリアデザインの2種類が楽しめる。
「モダンで洗練された空間が心地よくて、忙しい日々を忘れさせてくれます」とやすゆきさんが相好を崩す。
一方で、ホテルの中心にある幻想的なセンターガーデンに面したガーデンサイドの客室は、心安らぐ落ち着いた雰囲気が漂い、ビジネスやワーケーション利用でも人気だ。
すべての客室で、リブランドに伴い導入された「ReFa」のドライヤーやシャワーヘッド、そして質のよい眠りをかなえてくれる「Serta」のベッドといった細やかな特別感を享受できるのもうれしい。
ディナーは
豊洲市場直送の新鮮魚介を生かした料理
空がブルーから黄金色へと刻々と変化し、美しいグラデーションを描くマジックアワーが美食の合図だ。
二人がディナーに訪れたのはロビーに併設されているイタリアンレストラン「THE PENTHOUSE with weekend terrace」。こちらでは豊洲市場で厳選した新鮮な魚介や野菜をふんだんに使用した料理が天空の絶景とともに満喫できる。
食のプロフェッショナルである二人が今回味わったのは、旬の魚介の旨みが丸ごと味わえる冷製盛り合わせ「シーフードプラッター」。
「伊勢海老、天使の海老、アワビ、ホタテなど豪華で見た目のインパクトもあり、テーブルに供された時に心が躍りました。ジェノベーゼとチリソースの2種のソースがワインによく合います」とやすゆきさんが舌鼓を打つ。
「マゾイのアクアパッツァも魚介の味がしっかり出ていて、スープまで美味しい。リゾットにしていただいて最後まで楽しめるのもうれしいですね」と紀子さんが続ける。
そして、和牛の首肉とオーストラリア産の赤身肉、イタリア産の無添加トマト、北海道産バターのベシャメルなどを贅沢に使用した名物「究極のラザニア」やソムリエがセレクトしたワインを堪能していた。
「料理はもちろん、ロマンティックな夜景が素晴らしい。豊洲を臨みながら豊洲市場直送の魚介をいただくこの地ならではのストーリーが体験できました。次回は手打ちの生パスタなども食べてみたいです」
ゆっくりディナーを楽しんだ後は、バーへ。ここでは季節のフレッシュカクテルや「山崎」、「白州」、「イチローズ・モルト」などプレミアムな国産銘柄も揃う世界中のウイスキー、各種リキュールなど250種類以上の酒が楽しめる。二人は、眼下に広がる都心摩天楼の煌びやかな眺めとともに美酒を堪能していた。
日々忙しい二人が旅に出る際、ホテル選びで外せないというポイントが快適な大浴場。
「三井ガーデンホテル豊洲プレミア」では、ロビーフロアと同じ36階に大浴場があり、時間帯でドラスティックに移ろいゆく情景を眺めながら、癒しのひとときが過ごせる。
内湯だけでなく、海からの風が心地よい外湯があるのもうれしい。
翌朝、清々しい面持ちで二人が楽しんだのは「The PENTHOUSE with weekend terrace」の「楽しみになる朝食」だ。
こちらでは、豊洲市場直送の素材を取り入れた選べるメインディッシュと多種多彩な和洋のハーフビュッフェの組み合わせが贅沢に味わえる。
メインディッシュは、店内のピザ窯で焼き上げる本格的な「釜焼きpizzaピザ・ペントハウス」と優しい魚介の旨みが朝の身体に染みわたる「本日のお魚のアクアパッツァ サフランのフラグランツァ」、そして白トリュフの香りが鼻孔をくすぐる「奥久慈卵のオムレツ」の3種。
「特別感のあるごちそうがいただけて活力がみなぎりました。和食がしっかりあるのがうれしく、珍しい魚介の出汁茶漬けが滋味豊かであらためて豊洲の魅力を感じましたね」とやすゆきさん。
優美な朝の光に包まれながら朝食を楽しむ二人が、天空の旅を振り返る。
「一番心に響いたのは景色です。午後から夕焼けに変わる穏やかな雰囲気、煌びやかな夜景、翌朝の爽快に広がる空と時間帯で異なる情景は、ずっと見ていられるほどきれいでした。次に訪れる時は別の部屋にステイして、また違った眺望を楽しみたいです」と目を輝かせる紀子さんにやすゆきさんが大きくうなずく。
「ロビーや部屋だけでなくレストランや大浴場でもその開放感に包まれて、わざわざ旅行にでなくても非日常を体感できました。豊洲=仕事だったイメージが一新されて、明日からまた頑張ろうという気持ちが湧き出る最高のリフレッシュになりましたね」
読了ライン
三井ガーデンホテル豊洲プレミア
住所|東京都江東区豊洲2-2-1
Tel|03-3354-3931
客室数|225室
料金|1泊朝食付1万3560円~(税・サ込)
カード|AMEX、DC、JCB、Master、UC、VISAほか
IN|15:00 OUT|11:00
アクセス|電車/東京メトロ・ゆりかもめ豊洲駅直結
施設|レストラン、バー、大浴場
text: Ryosuke Fujitani photo: Atsushi Yamahira