《世田谷美術館》
静かな公園内で自然とアートを堪能
休日は知識や見識を広め、感性が磨かれる美術館巡りへ出掛けませんか? 都内にはさまざまなジャンルのアートが楽しめる美術館が数多く点在しています。また作品のみならず建築や庭園の美を楽しむのも美術館巡りの醍醐味です。気軽に足を運べる東京都内にある美術館の魅力を伝える本企画。今回は、静かな公園内で自然とアートを堪能できる、「世田谷美術館」を紹介します。
近代美術や現代アートを中心に、1万6000点以上もの作品を収蔵している「世田谷美術館」。
素朴派画家の作品を多く収集しており、その代表的存在であるアンリ・ルソーやオルネオーレ・メテッリの作品は、展示期間をチェックして一度は観ておきたい。また、向井潤吉や髙山辰雄ら、世田谷にゆかりのある作家の作品や、大正・昭和時代に幅広く活躍した北大路魯山人の陶芸作品なども収蔵。同館では、そんな名作ぞろいの収蔵作品の中から約100点を入れ替えて展示する収蔵品展も開催。また、独自のテーマを設けた多彩な企画展も人気だ。
また、美術館がモットーとしている「芸術と自然は、ひそかに協力して人間を健全にする」という言葉にも注目したい。
世田谷美術館は、四季折々の変化が美しい、緑豊かで広々とした砧公園の一角に位置している。恵まれた自然環境を存分に生かした建築デザイン(設計:内井昭蔵)は、レストランなどの施設も十分に備え、気持ちのよいアートとの出合いの場を提供。“芸術とは何か”という根源的なテーマのもと、幅広い視野のさまざまな展覧会や、プログラム、イベントを企画している。訪れる際は、美術館と砧公園をセットにして、一日かけてゆっくり楽しんでみてはいかがだろうか。
スタッフが教える!当館の魅力
公園からも気軽に立ち寄れる
セタビカフェ
「公園からも気軽にアクセスできるカフェは、美術館の利用者はもちろん、公園で犬の散歩の途中でも立ち寄れるよう、中庭ではペット同伴も可能です。テイクアウトもできるので、天気のよい日は砧公園の緑を楽しみながらのお食事も」
世田谷美術館
住所|世田谷区砧公園1-2
Tel|03-3415-6011
開館|10:00〜18:00(最終入場は閉館30分前まで)
休館日|月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
料金|一般 200円 (収蔵品展。企画展は内容により異なる)
交通|東急田園都市線用賀駅から東急バス(美術館行き)で美術館下車後徒歩3分
駐車場|あり
https://www.setagayaartmuseum.or.jp
※コロナ期間中はイベント等は開催休止。再開時期などはウェブサイトをご確認ください
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