《森美術館》
現代アートを中心とする、斬新な企画展に注目
休日は知識や見識を広め、感性が磨かれる美術館巡りへ出掛けませんか? 都内にはさまざまなジャンルのアートが楽しめる美術館が数多く点在しています。また作品のみならず建築や庭園の美を楽しむのも美術館巡りの醍醐味です。気軽に足を運べる東京都内にある美術館の魅力を伝える本企画。今回は、現代アートを中心とする、斬新な企画展を有する「森美術館」を紹介します。
六本木ヒルズの中心にそびえる森タワー53階に広大な展示スペースを持つ「森美術館」。
現代アートを中心にデザイン、建築など、ジャンルを越えた企画展示を行う。森美術館の核をなすのは現代アートだ。その理由は、現代アートを〝生きている今の時代のさまざまな世相を表すもの〟としてとらえ、それらを読み解くことの意義を認めているため。しかし一方で、現代美術と古美術を併せて展示したりと、型にとらわれない試みも行っている。〝「アート+ライフ」—現代アートをより身近なものに—〟をモットーに生活の中で常にアートを楽しむことができるような美術館を目指す。会期中は無休で、火曜以外夜遅くまで開館しているため、平日、学校や会社帰りでも訪れることができる。
また、企画展と併行して収蔵品を展示する「MAMコレクション」、映像作品を見せる「MAMスクリーン」、資料展示を中心とした「MAMリサーチ」、アーティストと実験的なプロジェクトを行う「MAMプロジェクト」などのプログラムを展開している。
そのほか、体験や対話を通して学びの場を提供するラーニングにも積極的に取り組み、さまざまな人を対象としたワークショップやシンポジウム、ギャラリートークなどのプログラムを行っている。
当館の名作・名品
「森美術館は2005年より、日本を含むアジアの現代美術にフォーカスし、作品を収集しています。2015年のリニューアルを機に、コレクションの作品を順次多様なテーマでキュレーションし、紹介する小プログラム「MAMコレクション」をスタートさせました。本作品は、国際的に活躍するアーティスト宇治野宗輝のサウンド・スカルプチュア。ベニア板と中古家電製品の組み合わせにより、架空の都市が表現されています。」
施設紹介
森美術館
住所|港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階
Tel|050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館|10:00〜20:00、火曜〜17:00(最終入館は閉館30分前まで)
休館日|会期中無休
料金|展覧会により異なる
交通|東京メトロ日比谷線六本木駅からコンコースにて直結
駐車場|あり(六本木ヒルズ駐車場)
https://www.mori.art.museum/jp/
※当面、上記の通り時間を短縮営業。最新情報はウェブサイトをご確認ください。
TOKYO美術館
・国立新美術館
・東京都国立博物館
・国立西洋美術館
・森美術館
・東京都美術館
・上野の森美術館
・資生堂ギャラリー
・三菱一号館美術館
・東京国立近代美術館
・東京ステーションギャラリー
・21_21 DESIGN SIGHT
・森アーツセンターギャラリー
・東京富士美術館
・東京都庭園美術館
・SOMPO美術館
・パナソニック汐留美術館
・根津美術館
・サントリー美術館
・山種美術館
・Bunkamura ザ・ミュージアム
・三井記念美術館
・太田記念美術館
・日本民藝館
・五島美術館
・ワタリウム美術館
・すみだ北斎美術館
・岡本太郎記念館
・ちひろ美術館・東京
・竹久夢二美術館・弥生美術館
・朝倉彫塑館
・東京都写真美術館
・NTTインターコミュニケーションセンター(ICC)
・東洋文庫ミュージアム
・d47 MUSEUM
・東京藝術大学大学美術館
・武蔵野美術大学 美術館・図書館
・東京造形大学付属美術館
・世田谷美術館
・目黒区美術館
・練馬区立美術館
・渋谷区立松濤美術館
・府中市美術館
2018年別冊「TOKYO美術館」