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《東京都写真美術館》
日本初の写真と映像専門の美術館

2021.8.16
《東京都写真美術館》<br>日本初の写真と映像専門の美術館

休日は知識や見識を広め、感性が磨かれる美術館巡りへ出掛けませんか? 都内にはさまざまなジャンルのアートが楽しめる美術館が数多く点在しています。また作品のみならず建築や庭園の美を楽しむのも美術館巡りの醍醐味です。気軽に足を運べる東京都内にある美術館の魅力を伝える本企画。今回は、写真と映像を専門とした日本初の公立美術館、「東京都写真美術館」を紹介します。

展示室では、国内外の良質な写真・映像作品を鑑賞できる

1995年に総合開館した東京都写真美術館。恵比寿ガーデンプレイス内にある日本初の写真と映像を専門とした総合美術館として注目を集め、貴重な収蔵品はもちろん、その多彩な企画内容で高い評価を得た。以来、国内外の著名写真家の個展や最新映像作品など、さまざまなジャンルの展覧会を年間約20本開催している。絵画などと比べてダメージを受けやすい写真のオリジナルプリントを最良の展示環境で観る機会は限られるもの。その点では、じっくりと鑑賞できるのもうれしいポイントだ。

また、4階にある専門図書室は、蔵書約11万冊以上を所蔵しており、絶版となっている写真集や、アメリカの写真報道雑誌『LIFE』全号などが無料で閲覧できる。その他、上映ホールやショップなどの施設も充実しているので多彩に美術館を楽しめる。

東京都写真美術館の公式ツイッターでは、展覧会や上映など、最新情報を配信中。

専門図書室。カメラ、写真・映像関連の専門雑誌などを無料で閲覧できる
ミュージアム・ショップ「NADiff BAITEN(ナディッフ バイテン)」。 写真集や書籍のほか、美術館オリジナルグッズも販売

当館の名作・名品

ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット 《植物の葉》 「自然の鉛筆」より 1844年2月24日以前

1839 年に発表され、木の葉、鳥の羽、レース素材を、薬品に浸した感光性のある紙の上に置き、太陽光で露光した世界初の、カメラを使用しない写真。当時発表された世界初の写真集「自然の鉛筆」の完全セット版は全世界で10セットほど発行され、そのうちの1冊を当館が所蔵。※常設展示ではないのでご注意ください。

東京都写真美術館
住所|目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内
Tel|03-3280-0099
開館|10:00~18:00、木・金曜 ~20:00(最終入館は閉館30分前まで)※開館状況についてはウェブサイトをご確認ください
休館日|月曜(祝休日の場合は翌平日休)、年末年始、臨時休館日
料金|展覧会・上映により異なる
交通|JR山手線ほか恵比寿駅から徒歩約7分
駐車場|なし
https://topmuseum.jp/

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