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土本製陶所のうつわ
「絵になる立体デザインに胸が高鳴る」
喫茶のひとときを豊かにする作家のうつわ

2021.10.5
土本製陶所のうつわ<br>「絵になる立体デザインに胸が高鳴る」<br><small>喫茶のひとときを豊かにする作家のうつわ</small>

日々の余白、喫茶のひとときこそ、現代ではとても贅沢な時間です。そうした時をともに過ごすうつわこそ、本当にお気に入りのものを選びたい。
三重県四日市市を拠点に作陶する土本製陶所に注目し、制作背景とうつわの魅力を紹介します。

土本製陶所(つちもとせいとうしょ)
1964年、萬古焼の窯元として三重県四日市市に創業。山田哲史・麻友美さん夫妻が祖父・父の代から受け継ぐ伝統の技法と陶土、釉薬を用いて現代の暮らしに寄り添う土の風合いを生かしたうつわを制作

テーブルに並べた瞬間、胸が高鳴る
日々の暮らしに特別な時間を与えてくれるうつわ

縁のデザインに合わせてマスカットをのせたくなる「ポンポンプレートL(4400円)」、波打つ優美なリムを施した「フリルS(3080円)」

三重県四日市市にある萬古焼の窯元として創業し、暮らしのうつわを制作してきた「土本製陶所」。その伝統のうつわに現代的な感性をプラスし、新たなうつわづくりに挑戦しているのが山田哲史・麻友美さん夫妻だ。夫婦で作陶をはじめたのは5年ほど前。窯元に生まれ、祖父や父の仕事をそばで見つめてきた妻の麻友美さんが勤務していた百貨店から転身、その後、夫・哲史さんも作陶の道へ進んだという。

「それまで制作していたうつわは和の雰囲気がやや強く、実際に使うシーンを考えたとき、私には少し渋いイメージがありました。自分が使いたくなるような土の風合いが伝わる、現代の暮らしに寄り添ううつわをつくりたい。その想いが2019年から展開している『レリーフ』、『フリル』、『ポンポン』の3つのシリーズにつながっています」と麻友美さんは語る。

うつわづくりではデザインの考案から作陶まで夫婦ともに二人三脚で行う。コンセプトは『特別なひとときを与えてくれる、毎日手に取りたくなるうつわ』。「アンティークの趣を放つ温もりと少しの緊張が融け合う、長く愛されるうつわづくりを目指しています」と哲史さん。

レリーフシリーズの脚付きのコンポティエ、ぷっくりとした丸を縁に施したポンポンシリーズのプレートなど、ふたりが意識しているのは、絵になる立体的なデザイン。ティータイムのテーブルに並べた瞬間、特別な時間がはじまるーー。そんなときめきを誘ううつわをつくり続ける。

萬古焼の里で代々受け継がれる工房の風景
窯元に受け継がれる陶土を使用し、うつわをろくろで制作
ポンポンシリーズのうつわでティータイム。ケーキをのせると額縁に飾られた絵画のような景色に
バスクチーズやタルトが映えるレリーフシリーズの「RコンポティエS(7700円)」

土本製陶所のうつわを
オンラインで購入いただけます!

渋谷パルコのDiscover Japan Lab.および公式オンラインショップにて、土本製陶所の作品を販売中! ぜひ実際に手に取ってお愉しみください。

 

 

 

土本製陶所の作品一覧

Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~20:00
定休日|なし
Instagram|@discoverjapan_lab
※うつわはすべて数量・期間限定販売
※営業時間の変更の場合がありますので、最新情報は渋谷PARCOの営業時間(https://shibuya.parco.jp)をご確認ください

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喫茶のひとときを豊かにする作家のうつわ
1|松本かおる
2|沼田智也
3|土本製陶所
4|西村青
5|田村一

text: Mimi Murota photo: Shimpei Fukazawa
2021年11月号「喫茶のススメ」

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