TRADITION

日本の国土を固めた最重要の神様
「伊邪那岐神」
日本人なら知っておきたいニッポンの神様名鑑

2020.11.16
日本の国土を固めた最重要の神様<br>「伊邪那岐神」<br><small>日本人なら知っておきたいニッポンの神様名鑑</small>

まだ日本という国がなかった頃、国生みの神イザナギとイザナミによって多くの神々が誕生しました。彼らにはそれぞれ役割や力が与えられ、日本国を統一していきます。では、どのような神様がいるのかご存じでしょうか? 主要な神様のプロフィールを、祀られている神社やご利益とともに紹介する本連載。まずは日本の神様を語る上で欠かせない最重要の神様、イザナギを紹介します。

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伊邪那岐神(イザナギ)

イザナミとともに日本の国土を生み出した男神。最古の夫婦神のひとつで、多くの神々を生み出したことから夫婦和合、縁結びの神様としても知られている。また、国土から自然といった世界を創り出していったことから殖産振興の神様として知られ、更には、歴史上はじめての禊をされたことから、厄除の神様としても知られている。

古事記|伊邪那岐神
日本書紀|伊弉諾神

基本属性「最古の夫婦神」
女神イザナミはイザナギの妻である。ヒノガクツチを産んだことでイザナミは死んでしまうが、イザナギは黄泉の国を訪れるほどイザナミが好きだった。

代表的ご利益「厄除開運」
その他にも最古の夫婦神であり、多くの神々を産んだことから、恋愛成就、子孫繁栄、殖産振興などのご利益も上げられる。

代表的神社
「三峰神社」

景行天皇の御代(71~130年)、ヤマトタケルが東征の際、碓氷峠に向かう途中で三峯山に登り、イザナギ・イザナミの国生みを偲んで創祀した。社地を囲む妙法・白岩・雲取の3つの峰が秀でていたため三峯の名がついた。

三峰神社
住所|埼玉県秩父市三峰298-1
Tel|0494-55-0241

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日本の国土を固めた最重要の神様「伊邪那岐神」

イザナギとともに多くの神様を生み出す「伊邪那美神」
天の世界を統べる神話の最高神「天照大御神」
暴れん坊だけど頭がよく正義感が強い「須佐之男命」
月の神でありツキを呼び込む神「月読命」
母イザナミに大やけどを負わせた火の神「火之迦具土神」
万物の根源を示すといわれる三柱「天之御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」
さまざまな場面をサポートする天界の策士家「思金神」
アマテラスを占いで岩戸屋から出した立役者「天児屋根命」
力持ちの象徴で岩戸を戸隠まで蹴り上げた神「天手力男神」
占いの神で末裔は祭祀を司る氏族となる「布刀玉命」
八尺瓊勾玉をつくり現在はメガネの神に「玉祖命」
神々を沸かせた初の踊り子「天宇受売命」

イザナミの禊で誕生した水の神「表筒男命」「中筒男命」「底筒男命」
大地に国をつくった出雲大社のご祭神「大国主神」
五穀豊穣の神様で商売繁盛のご利益あり「宇迦之御魂神」
スサノオが八岐大蛇から助けた女神「櫛名田比売」
温泉、医療、酒造など各地の産業神として崇高「少名毘古那神」

釣り好きの豊漁の神えびす様とも「事代主神」
スサノオの剣から誕生した水の神様「多紀理毘売命」「市寸島比売命」「多岐都比売命」
武田信玄も崇敬した武の神様「建御名方神」
相撲の祖はタケミカヅチオだった!?「建御雷之男神」
天孫降臨した天皇の祖神「瓊瓊杵尊」
天孫降臨の道先案内人「猿田毘古神」

火難の神として富士山に祀られた美神「木花之佐久夜毘売」
神々の寿命ができたのはイワナガヒメが原因だった!?「石長比売」
大らかで雄大な山の神さま「大山津見神」

実は謎が多いワタツミ。その実体は海の神!?「綿津見神」
潮の流れを司る海の道先案内人「塩椎神」
日本書紀にのみ登場する武の神様「経津主神」
人やコトの間を取りもつ交渉の達人「菊理媛神」
要地を守る頼もしい守護神「大山咋神」
雷のエネルギーを宿したパワフルな農業神「賀茂別雷神」
神を統合した日本国の創始者「神武天皇」
女性ながらも果敢に戦に挑む「神功皇后」

精力的に領地を拡大し武将も崇敬した天皇「応神天皇」
どんなピンチでも機転を利かせて切り抜ける「倭建命」
学問の神様といえばやはりこの人「菅原道真」

戦乱の世を生き抜いた最も有名な戦国武将「徳川家康」
日露戦争のヒーローは勝負の神様に「東郷平八郎」

監修者
東條英利(とうじょう・ひでとし)
カルチャージ代表取締役。神社ライター
日本の素晴らしさの再発見と日本人の基礎教養力向上を目的に、執筆・講演活動を行う。全国の神社情報専門ポータルサイト「神社人」を主宰し、現在までに訪れた神社の数は数千社以上。著作に「日本人の証明」(学研パブリッシング)、神社関連書籍や雑誌の監修などを手掛ける。フェイスブックやアメーバブログを日々更新中。
東條英利公式サイト
神社人

text=Hidetoshi Tojo, Hisanori Kato, Takehiro Nanbu
illustration=Hitomi Iha
2013年4月号「新しい歌舞伎入門」


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