はじまりの地 “奈良”をめぐる旅へ
|悠久の歴史を体感するスポット6選【後編】
「はじまりの地」と聞いて、どの土地を思い浮かべるだろうか。旅行にぜひおすすめしたいのは、数多くの「はじまり」にあふれる奈良。日本の歴史や文化が好きな人に勧めたい旅をまとめた。今回は、奈良にある壮大ながらも素朴で、心が温かくなる史跡の数々をご紹介。ぜひのんびりとめぐってほしい。
04|明日香村
律令国家の礎を築いた都の景色を垣間見る

飛鳥板蓋宮など歴代天皇の宮が置かれ、日本の礎が築かれた明日香村。聖徳太子が誕生したと伝えられる橘寺もこの村にある。飛鳥を本拠地としていた豪族の蘇我馬子は、聖徳太子の大伯父だ。数々の寺のほか、高松塚古墳、キトラ古墳、牽牛子塚古墳・越塚御門古墳などの古墳、亀石、猿石などの石造物をめぐることもできる。
明日香村(石舞台古墳)
住所|奈良県高市郡明日香村島庄
Tel|0744-54-3240(飛鳥観光協会)
営業時間|9:00~17:00(最終受付16:45)
定休日|なし
https://asukamura.com/sightseeing/499
05|石上神宮
『古事記』に名を残す日本最古の神宮

日本最古の神社のひとつ。総称して石上大神と仰がれる御祭神は、崇神天皇の時代に石上布留の高庭に祀られた。写真の楼門は第96代・後醍醐天皇の鎌倉時代末期、1318年に建立されたと知られていて、重要文化財に指定されている。

写真=都甲ユウタ
石上神宮
住所|奈良県天理市布留町384
Tel|0743-62-0900
営業時間|8:30~17:00(参拝・御朱印などの受付時間は季節による)
www.isonokami.jp/sanpai/index.html
06|森野旧薬園
幕府から拝領した中国産の薬草木を
生かした日本最古の私設薬園

写真=内藤貞保
江戸時代中期、薬草木を愛好した初代森野藤助によって開園された。藤助は近畿一円、美濃、北陸地方の山野からも薬草を採取し、幕府に献上。その報賞として幕府より得た貴重な薬草を自家の薬園に植えたのが、「森野旧薬園」のはじまりだ。
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写真=内藤貞保
森野旧薬園
住所|奈良県宇陀市大宇陀上新1880
Tel|0745-83-0002
営業時間|9:00~16:30
定休日|不定休
https://morino-kuzu.com/kyuyaku
text: Yoshino Kokubo
2025年12月号「京都/冬こそ訪れたいあの旅先へ」



































