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京都御所周辺完全攻略
知る人ぞ知るお店が並ぶ「御所東」

2019.10.9
京都御所周辺完全攻略<br>知る人ぞ知るお店が並ぶ「御所東」

丸太町から荒神口辺りまでの河原町通沿いを軸に、タイ料理、台湾料理、韓流カフェに、最近はひっそり隠れ家的バーもできるなど、実に多彩な様相を呈す。寺社が並ぶ寺町通との対比がおもしろい。

盧山寺

毎年6月下旬~9月初旬には、紫式部にちなんで紫の可憐な桔梗が「源氏庭」を彩り、訪れる人の心を和ませる

938~947年(天慶年中)に創建された寺院。紫式部が育ったという邸宅跡でもあり、この場所で源氏物語を書きつづったという。本堂前に広がる、白砂と苔の調和も美しい「源氏庭」は平安京の優美な趣きをいまに伝えている。

盧山寺
住所:京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397  
Tel:075-231-0355
営業時間:9:00~16:00
定休日:12月31日、元日、2月1日~9日
料金:大人500円、中小生400円

 UCHU wagashi 寺町本店

drawing(780円)。ピースを組み合わせ、絵を描くようにカタチをつくっていく

飾っておきたくなるようなポップな色合いと、現代的なデザインがおしゃれな落雁に注目。純日本糖の和三盆糖を使った落雁はすべて手仕事でつくられ、口にいれるとスーっと溶けていくよう。手土産にもおすすめ。

UCHU wagashi 寺町本店
住所:京都市上京区信富町307
Tel:075-754-8538
営業時間:10:00~18:00
定休日:月~木曜(祝日の場合は営業)

古家具 やっほ

日本の古家具からクラフトまで
木の個性を活かして丁寧にリペアした家具が並ぶ

本棚やちゃぶ台、水屋箪笥など日本の木製家具からクラフトやうつわまでを扱う。家具はどれも職人により美しくリペアされたものばかりで、軽やかで現代のインテリアに合う品々が集まる。

古家具 やっほ
住所:京都市上京区河原町今出川下ル梶井町448-60
Tel:075-252-2025
営業時間:12:00~18:00
定休日:月・火曜

beyond

レジェンドDJが立つ隠れ酒場
クラフトビールは店主郷里のよなよな(900円)。タパス3種盛(1000円)第3国ワインも揃える

物見遊山に海外でハウスDJも務めるだけあって、音楽と酒の扱いにはうるさいオーナー、内川氏がはじめた隠れ酒場。イタリアンを学んだ経験から生まれる一品料理とクラフトビール、ワインを揃える。

beyond
住所:京都市上京区丸太町通河原町東入ル俵屋町463-2 B1F
Tel:070-2802-2502
営業時間:19:00~24:00、金・土曜~翌2:00
定休日:不定休
 《京都御所周辺完全攻略》
1|河原町から目ぬき通りへ「河原町通」
2|洛中一の寺院街から商業の道へ「寺町通」
3|御所参内のために秀吉が新設「御幸町通」
4|平安京ではこの道が〝富小路〟「麩屋町通」
5|名付けの由来に謎が残る通り「富小路通」
6|邸宅街から商業地への変遷の道「高倉通」
7|車関連の業者が軒を連ねた道「車屋町通」
8|一方通行規制はこの通りから「東洞院通」
9|ここは〝町〟と〝野〟の境目だった「堺町通」
10|2本の通りの間にできた道「間之町通」
11|金座・銀座が置かれた金融通り「両替町通」
12|商工業の中心地として発展「室町通」
13|戦国時代は馬が駆ける道だった「柳馬場通」
14|市電開通で拡張した経済道路「烏丸通」
15|釜を鋳造した〝釜座〟に由来「釜座通」
16|衣服との深いかかわりから命名「衣棚通」
17|良質の水に恵まれ染色業が発展「西洞院通」
18|茶の湯文化が息づく通り「小川通」
19|主要道路として千年の歴史あり「油小路通」
20|平安時代から続く商業の中心地「新町通」
21|かつて禁裏との境界だった通り「二条通」
22|京の東西を一つにつなぐ大動脈「丸太町通」
23|御所御用の職人が暮らした通り「竹屋町通」
24|新旧ショップが集う家具屋街「夷川通」
25|歴史ある場所からカルチャー発信基地まで「御所北」
26|知る人ぞ知るお店が並ぶ「御所東」
27|御用達の老舗からフランス雑貨まで「御所西」
28|「神宮丸太町駅」界隈で出合う美食
29|「烏丸御池駅」界隈の美食巡り
30|「今出川駅」界隈で出会う名品

2019年10月号 特集「京都 令和の古都を上ル下ル」

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