平安時代から続く商業の中心地「新町通」
御所周辺完全攻略

平安時代、界隈には宮中の修理事業を担う工人が住む修理職町があり、北端を町口、南端を町尻と呼んだ。ここから通り名が誕生したが、新町通となったのは「天正の地割」以降。商いの街であったことは藤原定家「明月記」にも記されている。安土桃山時代には豪商・茶屋四郎次郎が邸宅を構え、両替商・三井家の拠点が置かれた。
全長:約9㎞
北は上賀茂大橋から南は久世橋通まで。途中、京都駅で中断
開通:平安京の野尻小路にあたる
主な建築物・史跡:長江家住宅、茶屋四郎次郎屋敷址、放下鉾町会所、無名舎(吉田家住宅)など
北は上賀茂大橋から南は久世橋通まで。途中、京都駅で中断
開通:平安京の野尻小路にあたる
主な建築物・史跡:長江家住宅、茶屋四郎次郎屋敷址、放下鉾町会所、無名舎(吉田家住宅)など
やま清


亡き父から学んだ、慶応年間創業の老舗、久保田豆腐の大豆の味を、いまも真摯に伝える店主。昔ながらの地下水を使い、毎日仕込むとろ湯葉やおぼろ豆腐は、その甘みと濃厚さに感極まる。