TRADITION

万物の根源を示すといわれる三柱
「天之御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」
日本人なら知っておきたいニッポンの神様名鑑

2020.11.24
万物の根源を示すといわれる三柱<br>「天之御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」<br><small>日本人なら知っておきたいニッポンの神様名鑑</small>

まだ日本という国がなかった頃、国生みの神イザナギイザナミによって多くの神々が誕生しました。彼らにはそれぞれ役割や力が与えられ、日本国を統一していきます。では、どのような神様がいるのかご存じでしょうか? 主要な神様のプロフィールを、祀られている神社やご利益とともに紹介する本連載。今回は宇宙の起源とも伝えられる神々、アメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビです。

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天之御中主神(アメノミナカヌシ)高御産巣日神(タカミムスビ)神産巣日神(カミムスビ)

事記で、天地開闢の時に、最初に生まれたとされる三柱の神々。このためこれらの神々は、万物の根源を示すとされ、宇宙の起源とも伝えられる。中でもアメノミナカヌシは、妙見信仰や北極星信仰とも習合しその中心的役割を果たし、タカミムスビとカミムスビは、「結び」の語を含むことからも良縁を期待されるようになっていった。

古事記|天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神
日本書紀|天御中主尊・高皇産霊神・神皇産霊尊

基本属性「至高・根源の神、統治の神、生産の神」
基本属性は順番にアメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビを示す。すべての起源となる神々で、天の世界を統べる最高神。

代表的ご利益「健康長寿、良縁祈願、殖産振興」
ご利益は順番にアメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビ。良縁祈願は、恋愛だけでなく人や仕事などさまざまな事柄を結びつけるという意味がある。

代表的神社
「天之御中主神社(妙見神社)」

鎌倉時代の初期に、薩摩の人々を苦しみより救い、福寿増益を計ったことから、霊験あらたかな名社として拝められてきた。また、御鎮座800年を記念し、2005年の秋に新社殿を完成。社殿は本殿流造り、拝殿は八棟造りでとても縁起がいい。

天之御中主神社(妙見神社)
住所|鹿児島県鹿児島市宇宿6丁目7-1
Tel|099-264-0011

「東京大神宮」

明治天皇の御聖断を仰ぎ、東京にいながら伊勢神宮の神様への参拝が叶う遥拝殿として1880年に創建された。以来「東京のお伊勢さま」と親しまれている。結びの働きを司る神様も祀り、また神前結婚式創始の神社であることから縁結びでも有名。

東京大神宮
住所|東京都千代田区富士見2-4-1
Tel|03-3262-3566

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イザナギとともに多くの神様を生み出す「伊邪那美神」
天の世界を統べる神話の最高神「天照大御神」
暴れん坊だけど頭がよく正義感が強い「須佐之男命」
月の神でありツキを呼び込む神「月読命」
母イザナミに大やけどを負わせた火の神「火之迦具土神」
・万物の根源を示すといわれる三柱「天之御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」
さまざまな場面をサポートする天界の策士家「思金神」
アマテラスを占いで岩戸屋から出した立役者「天児屋根命」
力持ちの象徴で岩戸を戸隠まで蹴り上げた神「天手力男神」
占いの神で末裔は祭祀を司る氏族となる「布刀玉命」
八尺瓊勾玉をつくり現在はメガネの神に「玉祖命」
神々を沸かせた初の踊り子「天宇受売命」

イザナミの禊で誕生した水の神「表筒男命」「中筒男命」「底筒男命」
大地に国をつくった出雲大社のご祭神「大国主神」
五穀豊穣の神様で商売繁盛のご利益あり「宇迦之御魂神」
スサノオが八岐大蛇から助けた女神「櫛名田比売」
温泉、医療、酒造など各地の産業神として崇高「少名毘古那神」

釣り好きの豊漁の神えびす様とも「事代主神」
スサノオの剣から誕生した水の神様「多紀理毘売命」「市寸島比売命」「多岐都比売命」
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大らかで雄大な山の神さま「大山津見神」

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潮の流れを司る海の道先案内人「塩椎神」
日本書紀にのみ登場する武の神様「経津主神」
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要地を守る頼もしい守護神「大山咋神」
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神を統合した日本国の創始者「神武天皇」
女性ながらも果敢に戦に挑む「神功皇后」

精力的に領地を拡大し武将も崇敬した天皇「応神天皇」
どんなピンチでも機転を利かせて切り抜ける「倭建命」
学問の神様といえばやはりこの人「菅原道真」

戦乱の世を生き抜いた最も有名な戦国武将「徳川家康」
日露戦争のヒーローは勝負の神様に「東郷平八郎」

監修者
東條英利(とうじょう・ひでとし)
カルチャージ代表取締役。神社ライター
日本の素晴らしさの再発見と日本人の基礎教養力向上を目的に、執筆・講演活動を行う。全国の神社情報専門ポータルサイト「神社人」を主宰し、現在までに訪れた神社の数は数千社以上。著作に「日本人の証明」(学研パブリッシング)、神社関連書籍や雑誌の監修などを手掛ける。フェイスブックやアメーバブログを日々更新中。
東條英利公式サイト
神社人

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