秋田県・秋田市《秋田竿燈まつり》
竿燈を自由自在に操る差し手の技が光る
|一生に一度は行きたいニッポンの祭り⑮
間もなく夏本番! 全国各地から祭り囃子や威勢のいい掛け声が聞こえてくる季節です。そんなニッポンの夏の風物詩「祭り」。なかでも一生に一度はこの目で見たい祭りを、日本の祭りや伝統芸能などに詳しい文筆家の大石始さんの解説でご紹介。地域の風習が刻まれた祭りを通して郷土文化に触れる旅をしませんか?
今回は、約280本の竿燈が会場となる大通りを埋め尽くす秋田県・秋田市「秋田竿燈(かんとう)まつり」をひも解きます。
※2026年8月3日(月)〜6日(木)にかけて開催予定。詳しくは記事下部をご覧ください。
青森のねぶたとルーツは同じ!?

秋田を代表する祭りのひとつ、「秋田竿燈まつり」。竿燈とは長竹に米俵型のちょうちんを付けたもののことで、差し手と呼ばれる人々が絶妙なバランスを保ちながら竿燈を操る。竿燈の高さは最大で12m、ちょうちんの数は最大で46個。重さは50㎏にまで達する。その技はほとんど曲芸の域といえるだろう。
この祭り、もともとは夏の邪気を払うねぶり流し行事として行われていたのだとか。一見別物に見えるが、もともとは青森のねぶたと同じルーツをもつ祭りなのだ。
大石 始の見どころ!
全身を使って竿燈を操る差し手の勇姿と竿燈囃子

見どころはなんといっても差し手の技。手のひらや額、肩や腰で竿燈を支える技は観ていてハラハラさせられるが、成功すると観客の間から大きな歓声が上がる。また、勇壮な竿燈囃子も聴き応え十分。伸びやかな笛の音色と重い太鼓の音色が祭り気分を煽り立てる。
同時開催される「ご当地グルメフェスティバル」
秋田駅一帯の広い地域を使って行われる祭りだけあって、ご当地グルメフェスティバルや屋台村が開かれるところもポイントだ。秋田の味覚を存分に味わえるとあって、こちら目当てでやってくる観光客も少なくない。夏の秋田を味覚でも味わいたいものだ。
秋田竿燈まつり
開催期間|2026年8月3日(月)〜6日(木)
開催場所|秋田県秋田市 竿燈大通り(山王十字路~二丁目前交差点)ほか
交通|電車/JR秋田駅から徒歩約15分
https://www.kantou.gr.jp/
※開催内容は今後変更になる可能性があります。最新情報は公式ウェブサイトを確認ください
line
《五所川原立佞武多》
≫次の記事を読む
監修・文=文筆家 大石 始さん
地域と風土をテーマにする文筆家。日本の祭りや伝統芸能などを中心に執筆している。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」主宰。著書に『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)など多数
・山王祭(東京・千代田区)
・あばれ祭(石川・能登町)
・蓮華会・蛙飛び行事(奈良・吉野町)
・郡上おどり(岐阜・郡上市)
・那智の扇祭り(和歌山・那智勝浦町)
・浜降祭(神奈川・茅ヶ崎市)
・うわじま牛鬼まつり(愛媛・宇和島市)
・天神祭(大阪・大阪市)
・貴船まつり(神奈川・真鶴町)
・隅田川花火大会(東京・墨田区)
・尾張津島天王祭(愛知・津島市)
・阿蘇神社御田祭(熊本・阿蘇市)
・長岡まつり大花火大会(新潟・長岡市)
・北上・みちのく芸能まつり(岩手・北上市)
・桐生八木節まつり(群馬・桐生市)
・弘前ねぷたまつり(青森・弘前市)
・青森ねぶた祭(青森・青森市)
・松江水郷祭湖上花火大会(島根・松江市)
・秋田竿燈まつり(秋田・秋田市)
・五所川原立佞武多(青森・五所川原市)
・山口七夕ちょうちんまつり(山口・山口市)
・仙台七夕まつり(宮城・仙台市)
・姥神大神宮渡御祭(北海道・江差町)
・よさこい祭り(高知・高知市)
・徳島市阿波おどり(徳島・徳島市)
・精霊流し(長崎・長崎市)
・西馬音内盆踊り(秋田・羽後町)
・大曲の花火(秋田・大仙市)
・岸和田だんじり祭(大阪・岸和田)
・沖縄全島エイサーまつり(沖縄・沖縄市)
・おわら風の盆(富山・富山市)
・時代祭(京都・京都市)
・土浦全国花火競技大会(茨城・土浦市)

































