TRADITION

沖縄県・沖縄市《沖縄全島エイサーまつり》
県内各地のエイサーが一挙に集結!
|一生に一度は行きたいニッポンの祭り㉒

2024.8.17
沖縄県・沖縄市《沖縄全島エイサーまつり》<br><small>県内各地のエイサーが一挙に集結!<br>|一生に一度は行きたいニッポンの祭り㉒</small>
©OCVB

間もなく夏本番! 全国各地から祭り囃子や威勢のいい掛け声が聞こえてくる季節です。そんなニッポンの夏の風物詩「祭り」。なかでも一生に一度はこの目で見たい祭りを、日本の祭りや伝統芸能などに詳しい文筆家の大石始さんの解説でご紹介。地域の風習が刻まれた祭りを通して郷土文化に触れる旅をしませんか?

今回は、各地域で受け継がれる個性豊かなエイサーが一堂に会する沖縄県・沖縄市「沖縄全島エイサーまつり」をひも解きます。

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※2025年9月12日(金)〜14日(日)にかけて開催予定。詳しくは記事下部をご覧ください。

コンクールから共演の舞台へと変化

写真提供=沖縄全島エイサーまつり実行委員会

沖縄の伝統芸能であるエイサー。低く重い太鼓のリズムと浮き立つような三線のメロディー、ダイナミックな踊りの魅力は全国的にも知られるようになっているが、その本場は沖縄本島の中部にある。この「沖縄全島エイサーまつり」は、本島各地から選抜された団体に加え、全国の姉妹都市からのゲストも一堂に会する県内最大のエイサーイベントだ。

沖縄がまだ米軍占領下にあった1956年、コザ市(現在の沖縄市)が誕生。その際に商工会が企画した全島エイサーコンクールが全島エイサーまつりの原点だ。個性豊かなエイサー団体を審査するのは無理があったのか、コンクールは後に廃止。現在のような共演大会となった。訪れる観客は3日間で延べ30万人。会場となる沖縄市コザ運動公園にエイサー団体がひしめき合う光景は圧巻だ。

大石 始の見どころ!
沖縄各地の団体による個性豊かな演舞

祭りでは地元沖縄市のエイサー団体のみならず、県外の団体や創作エイサーも観ることができる。フィナーレは会場一体となったカチャーシー。ここでは演者も観客もともに踊りまくる。その後、花火の打ち上げやレーザーショーまでもが繰り広げられ、興奮はピークに。なお、祭り当日はビアフェスが同時開催され、こちらも大きな盛り上がりを見せる。

初日に街を練り歩く「道ジュネー」

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本来のエイサーは旧盆の時期、先祖供養の一環として集落の広場や道で踊られるもの。祭りの初日には「道ジュネー」と呼ばれる練り歩きが行われ、本来のエイサーにも触れることができる。街の空気と一体となった演舞には、コザ運動公園のものとも異なる独特の高揚感がある。沖縄市のノスタルジックな街並みとともにじっくり味わいたい。

開催期間|2025年9月12日(金)〜14日(日)
開催場所|沖縄県沖縄市 コザ運動公園、沖縄市胡屋十字路周辺
交通|バス/琉球バス交通沖縄市運動公園前から徒歩約6分 高速バス/那覇バス沖縄南ICから徒歩約5分 車/沖縄自動車道沖縄南ICから約1分

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富山県・富山市
《おわら風の盆》

 
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監修・文=文筆家 大石 始さん
地域と風土をテーマにする文筆家。日本の祭りや伝統芸能などを中心に執筆している。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」主宰。著書に『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)など多数

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