TRADITION

愛知県・津島市《尾張津島天王祭》
天王川を舞台に繰り広げられる幻想的な夜と煌びやかな朝の祭り
|一生に一度は行きたいニッポンの祭り⑧

2024.7.22
愛知県・津島市《尾張津島天王祭》<br><small>天王川を舞台に繰り広げられる幻想的な夜と煌びやかな朝の祭り<br>|一生に一度は行きたいニッポンの祭り⑧</small>
©PIXTA

間もなく夏本番! 全国各地から祭り囃子や威勢のいい掛け声が聞こえてくる季節です。そんなニッポンの夏の風物詩「祭り」。なかでも一生に一度はこの目で見たい祭りを、日本の祭りや伝統芸能などに詳しい文筆家の大石始さんの解説でご紹介。地域の風習が刻まれた祭りを通して郷土文化に触れる旅をしませんか?

今回は、天王川公園を舞台とする川の祭りで、夜と朝のコントラストが美しい愛知県・津島市「尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)」をひも解きます。

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※2026年7月25日(土)〜26日(日)にかけて開催予定。詳しくは記事下部をご覧ください。

地元で愛され600年近く続いている

「津島のお天王さま」として地元住民から親しまれてきた愛知県津島市の津島神社。その歴史とともに続けられてきた「尾張津島天王祭」は、天王川公園を舞台とする川の祭りだ。宵祭では「まきわら船」と呼ばれる祭船にちょうちんを飾りつけ、御旅所まで神幸する。闇夜の中静かに奏でられる囃子も聴きどころだ。一方、朝祭では煌びやかな市江車(いちえぐるま)に乗った鉾持ちが次々に池へ飛び込み、御旅所まで泳ぐ。夜と朝の鮮やかなコントラストは、尾張津島天王祭ならではのものといえるだろう。

大石 始の見どころ!
ちょうちん船が川を優美に進む幻想的な宵祭

見どころは数百個のちょうちんを半円状に掲げた5隻のちょうちん船が天王川を進む宵祭。温かな明かりが水面に映るさまは息をのむ美しさだ。この幻想的な光景から「日本三大川祭り」のひとつに数えられている。

津島神社ゆかりの縁起菓子「あかだ」と「くつわ」

津島を訪れたら「あかだ屋清七」で販売されている津島神社ゆかりの縁起菓子「あかだ(写真左)」と「くつわ(写真右)」を味わいたい。これは日本一硬い菓子としても知られる米菓子で、どこか懐かしい素朴な味わいを楽しめる。

開催期間|2026年7月25日(土)〜26日(日)
開催場所|愛知県津島市 津島神社、天王川公園
交通|名古屋鉄道津島駅から徒歩約15分 車/東名阪自動車道弥富ICから約15分、東海北陸自動車道一宮稲沢北ICから約30分

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熊本県・阿蘇市
《阿蘇神社御田祭》

 
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監修・文=文筆家 大石 始さん
地域と風土をテーマにする文筆家。日本の祭りや伝統芸能などを中心に執筆している。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」主宰。著書に『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)など多数

《一生に一度は行きたいニッポンの祭り》
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