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民藝の精神が息づく
鳥取の街をめぐる旅|後編

2020.10.21
民藝の精神が息づく<br>鳥取の街をめぐる旅|後編

鳥取砂丘の雄大な自然が広がる鳥取県は、昭和のはじめに民藝プロデューサー・吉田璋也が興した新作民藝運動の聖地のひとつ。民藝の精神が息づく鳥取の街をめぐろう。

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【食べる】
鳥取和牛の美味しさが光る
しゃぶしゃぶのルーツ「たくみ割烹店」

日本各地の民藝のうつわで郷土料理を味わえる割烹店。吉田璋也によって考案されたしゃぶしゃぶのルーツといわれる、牛出汁スープで肉をすすいでラー油をトッピングしたゴマだれにつけていただく「特選鳥取和 牛すすぎ鍋」5300円が人気。

たくみ割烹店
住所|鳥取県鳥取市栄町652
Tel|0857-26-6355
営業時間|11:30〜14:30(L.O. 14:00)、17:00〜22:00(L.O. 21:00)
定休日|第3月曜

【買う】
国内で現在最古の民藝店
鳥取県内の窯元のうつわが集結「鳥取たくみ工芸店」

鳥取の新作民藝品の販売拠点として1932年に開店。吉田璋也プロデュースの暮らしの道具のほか、県内各地の窯元のうつわ、日本各地の工芸品を扱う。定期的に企画展も開催。

山根窯 長楕円皿 1万2000円
ににぐり ネクタイ 9000円
しまいべ織 2800円

鳥取たくみ工芸店
住所|鳥取県鳥取市栄町651
Tel|0857-26-2367
営業時間|10:00〜18:00
定休日|水曜
https://takumikogei.theshop.jp/

【知る】
民藝の美を伝えると同時に
工人に美の基準を示す教育の場「鳥取民藝美術館」

1949年に開設し、国内外から収集した5000点以上の工芸品を収蔵。1階は吉田璋也プロデュースの新作民藝を展示。半年に一度の展示替えでは地元のつくり手が集まり、民藝の品々に触れる機会にもなっている。

鳥取民藝美術館
住所|鳥取県鳥取市栄町651
Tel|0857-26-2367
開館時間|10:00〜17:00
休館日|水曜

鳥取の民藝アイコン

土蔵造りの美術館、民藝店、割烹料理店が建つ「民藝館通り」は、鳥取の民藝にゆかりのある施設が集まる文化的拠点として、吉田璋也がプロデュース。

魅力的なスポットがいっぱい!
鳥取のめぐり方

【見る】
「鳥取砂丘」は南北2.4km、東西16kmに広がる日本最大級の砂丘。標高47mの馬の背を登りきった先に広がる日本海が絶景。風紋などの美しい景色を撮影するのもおすすめ。「山根窯」は、伊勢市の「神楽の窯」で修業した石原幸二さんが開いた窯元。スリップウェアや飴釉の作品が特徴。鳥取市内から少し離れるが立ち寄りたいのが「国造焼」。伝統的な技法を守りながら焼締めなどの手法を用いた作品を制作。

鳥取砂丘
住所|鳥取県鳥取市福部町湯山
https://www.tottori-guide.jp/sakyu/

【食べる】
海を眺めて食事をするなら「アルマーレ」へ。岩井窯など岩美町の窯元のうつわで、地元の食材を使ったイタリアンが楽しめる。

AL MARE(アルマーレ)
住所|鳥取県岩美郡岩美町陸上34
Tel|0857-73-5055
営業時間|ランチ 11:30~14:00、カフェ 14:00~17:00
※1月・2月は16:00クローズ。
※夜営業 要予約
定休日|水曜
https://www.al-mare.jp/

【泊まる】
「岩井屋」は山陰最古の湯を誇る岩井温泉にある宿。民藝の家具が彩る空間で温泉に浸かりながら旅の疲れを癒そう。

岩井屋
住所|鳥取県岩美郡岩美町岩井544
Tel|0857-72-1525
料金|1泊2食付 1万9590円(税込)〜
http://www.iwaiya.jp/

【買う】
「宝月堂」の生姜せんべい 1296円(27枚入)は、地元産の瑞穂生姜でつくるショウガ蜜をハケ塗りし、鳥取砂丘に積もる雪景色をイメージ。「亀甲や」の鳥取ブランケーキ600円(ハーフサイズ)もおすすめ。民藝品のイラストがかわいいパッケージ入り。

宝月堂
住所|鳥取県鳥取市二階町3-121
Tel|0857-22-3745
営業時間|9:00〜18:30
定休日|日曜、祝日
https://hougetsudou.jp/

text: Mimi Murota photo: Makoto Ito
2019年10月号 特集「京都令和の古都を上ル下ル」


≫世界の造形文化を旅する『世界の民芸玩具―日本玩具博物館コレクション』

≫亀甲やの「鳥取ブランケーキ」福田里香の民芸お菓子巡礼

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