TRADITION

岐阜県・郡上市《郡上おどり》
数万人の踊り子が徹夜で踊る、日本一長い30夜の盆踊り
|一生に一度は行きたいニッポンの祭り②

2024.7.12
岐阜県・郡上市《郡上おどり》<br><small>数万人の踊り子が徹夜で踊る、日本一長い30夜の盆踊り<br>|一生に一度は行きたいニッポンの祭り②</small>
写真提供=郡上八幡観光協会

間もなく夏本番! 全国各地から祭り囃子や威勢のいい掛け声が聞こえてくる季節です。そんなニッポンの夏の風物詩「祭り」。なかでも一生に一度はこの目で見たい祭りを、日本の祭りや伝統芸能などに詳しい文筆家の大石始さんの解説でご紹介。地域の風習が刻まれた祭りを通して郷土文化に触れる旅をしませんか?

今回は、数万人の踊り子が徹夜で踊る岐阜県・郡上市「郡上(ぐじょう)おどり」をひも解きます。

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※2026年7月11日(土)〜9月5日(土)にかけて開催予定。詳しくは記事下部をご覧ください。

美しい城下町で
誰もが踊り子になれる

踊りの会場は一晩に1カ所ずつ。城下の町並みの中や、辻の広場、昔ながらに神社の境内など、街の至るところが会場になる

毎年7月中旬から9月上旬まで延べ30夜開催される「郡上おどり」。その熱気は日本全国の盆踊りでもトップクラスである。

演奏されるのは「かわさき」、「春駒」、「猫の子」など10曲。囃子方は歌い手や三味線、太鼓、笛からなり、彼らが乗る屋形(移動式舞台)を囲むようにしながら踊り子たちは踊り続ける。踊りの輪に加わるための許可などは必要なく、誰もが参加することができる。

城下町である郡上八幡の街並みも美しく、一生に一度は参加したい盆踊りである。

大石 始の見どころ!
4日間朝まで踊り続ける「徹夜おどり」

©大石慶子

郡上おどりの熱気がピークに達するのは8月13日から16日までの4日間。この間、踊りは夜8時から空が白みはじめる朝4時過ぎまで続く。通称「徹夜おどり」だ。早朝の熱狂は感動的なもので、それを体感するため多くの踊り手が郡上を目指す。

軽快なリズムを奏でる踊り下駄はお土産にも最適!

郡上おどりは観賞するものではなく、ともに踊るもの。見よう見まねでいいので、ぜひ踊りの輪に飛び込んでほしい。足元はやはり下駄で決めたい。郡上おどりは地面を下駄で蹴り上げる音もリズムになるからだ。踊り下駄は現地で購入することもできる。

開催期間|2026年7月11日(土)〜9月5日(土)
開催場所|岐阜県郡上市八幡町 
交通|電車/長良川鉄道郡上八幡駅から徒歩約20分、車/東海北陸自動車道郡上八幡ICから約5分

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和歌山県・那智勝浦町
《那智の扇祭り》

 
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監修・文=文筆家 大石 始さん
地域と風土をテーマにする文筆家。日本の祭りや伝統芸能などを中心に執筆している。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」主宰。著書に『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)など多数

《一生に一度は行きたいニッポンの祭り》
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text: Discover Japan
Discover Japan 2024年8月号「知的冒険のススメ」

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