神奈川・真鶴町 《貴船まつり》
豊漁と無病息災を祈る船祭り
|一生に一度は見たい、夏祭り
夏の日本では多種多様な祭りが行われる。そこには稲の豊作を願い、疫病などの災いを祓おうとする人々の願いが込められている。厳しい暑さを乗り越え、健康に一年を暮らすための知恵も読み取れるだろう。今回、日本の祭りや伝統芸能などに詳しい文筆家の大石始さんの解説で紹介する。
大石 始(おおいし はじめ)
地域と風土をテーマとする文筆家。主な著書として 『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)、『南洋のソングライン幻の屋久島古謡を追って』(Kilty BOOKS)、『盆踊りの戦後史』(筑摩書房)、『奥東京人に会いに行く』(晶文社)、『ニッポンのマツリズム』(アルテスパブリッシング)、『ニッポン大音頭時代』(河出書房新社)など多数。
日本三大船祭りのひとつ!
海上渡御が最大の見どころ

真鶴半島に鎮座する貴船神社の例大祭であり、日本三大船祭りのひとつに数えられる。古くから漁業の町として知られてきた真鶴だけあり、この祭りにも大漁と海の安全の願いが込められている。
神輿は船に乗せられ、カラフルな花飾りやちょうちんなどで飾られた船に導かれながら海を渡る。この海上渡御が貴船まつり最大の見ものだ。神輿ごと海へと入る「みそぎ」や貴船神社へ続く108段の階段を上がる「神輿階段上り」にも漁師町らしい荒々しさがあり、観客の目を奪う。
もうひとつのハイライト
「鹿島踊り」

社前など数カ所で奉納される鹿島踊りもまた、貴船まつりの花形のひとつ。大漁や海上安全だけでなく、悪疫退散を祈願する芸能でもある。「貴船まつりは鹿島踊りにはじまり鹿島踊りに終わる」ともいわれる。
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貴船まつり
開催日時|2026年7月24日(金)~7月25日(土)
開催場所|神奈川県真鶴町内、神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1117(貴船神社)
問|貴船神社
Tel|0465-68-0066
https://kibunejinja.com
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text: Hajime Oishi 写真提供=貴船神社
2026年7月号「納涼、しましょ。」



































