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「ぎふコーラ」岐阜の宝を煮詰めたクラフトコーラは、織田信長にルーツを持つ健康薬膳ドリンク!?

2021.7.10
「ぎふコーラ」岐阜の宝を煮詰めたクラフトコーラは、織田信長にルーツを持つ健康薬膳ドリンク!?

岐阜県出身の若者3人組が、岐阜県の文化を継承するために立ち上げられた「ぎふコーラ(岐阜コーラ)」は、県内各地の名産品とスパイスを調合したクラフトコーラ。信長公がきっかけとなり、約400年間守り受け継がれてきた旧春日村の薬草をブレンドした、罪悪感なく美味しく飲める新感覚のコーラだ。

「ぎふコーラ」をはじめたきっかけ

左から泉野かおりさん、片山治さん、四井智教さん

岐阜県出身の泉野かおりさん、片山治さん、四井智教さんの3人は、大学や就職を機に一度地元を離れた。憧れの都会生活で言われたことは「岐阜ってどこ?」「岐阜って何があるの?」。故郷の知名度の低さに衝撃を受け、どうしてこんなにも知名度がないのかと落胆していたそう。

30代を前に再び岐阜に戻り、改めて故郷を巡ってみると、目の前に広がる大自然と各地域で作り出されている独自の文化に気づいた。地域独自の伝統や宝物など、こうした岐阜の魅力を若い世代から伝えていくことはできないかと、3人がそれぞれに想い「ぎふコーラ」をはじめたというわけだ。

泉野かおり(いずみの・かおり)
岐阜県大垣市生まれ。高校まで岐阜で過ごし大学をきっかけに故郷を離れて10年ぶりにUターン。東京・京都・ベトナムを渡り歩く中で故郷についてもっと知りたいと思うようになる。大好きな地元の話がしたい。地元で出来る事は何か。現在地域おこし協力隊として、揖斐川町で勤務。岐阜県の魅力・揖斐の魅力を発信している。

片山治(かたやま・おさむ)
岐阜県岐阜市生まれ。大学生のときに引っ越し、現在は山県市在住。飲食店を運営しながら、食や農を通して生き方、在り方を模索。生産者さんや、食の素晴らしさを伝えるコネクテッドシェフを目指す。小学生の時に病気で入院し健康が当たり前でないことに気づく。食べることが好きだったので将来は病気になる人を少しでもなくしたいと飲食店をやりたいと考える。東京で飲食を勉強し岐阜に戻り28歳独立。to U organic代表。

四井智教(しい・とものり)
岐阜県揖斐川町生まれ。16歳で〝クローン病〟と診断され自分らしく生きる事に興味をもつ。20歳で名古屋へ旅に出かけ、25歳の時に揖斐川町へUターン。先祖より薬草を引継ぎ生産活動している叔母より生まれ育った場所に〝薬草文化〟と言う宝モノがある事を聞きより地元に興味を抱きkitchen marco 店長として植物や地域文化のことを学びながら町内県外へ薬草文化等を発信している。​​​​​​​

岐阜の宝のひとつ。薬草を活かせないか?!

岐阜の宝のひとつといえば豊富な薬草。理由は後述するが、岐阜は薬草の一大産地。その薬草も一時期は盛んに使われていたが、現代では日常生活で口にすることは段々と減ってきた。山に入ることも少なくなり、薬草文化と触れる機会も減り、かつての薬草で栄えた町の活気も薄れていった。

薬草を再び身近なものにしていきたいと思いながらも、3人にとっても薬草は未知の世界。立ち上げを進めながら薬草や地域について学ぶにつれ、その奥深さにどんどん惹かれていったそう。

「ぎふコーラ」を通じて
地域文化を継承したい

よもぎ収穫

3人は西濃エリアに注目して、伊吹山の薬草クラフトコーラを製造。岐阜といっても大きく5つにわけられ、飛騨・中濃・東濃・岐阜・西濃と各地で特徴が異なる。それぞれのエリアとコラボして作っていくことで、大きな「ぎふコーラ」へと成長させていくことを目指している。

いまだからできる継承の形。昔の知恵を借りて、岐阜を新しい形で表現すること。そうして今と昔を繋ぐきっかけへとしてきたい。そんな想いの詰まった「ぎふコーラ」を発信していきたいと語る。

コーラなのに健康的な
岐阜の「クラフトコーラ」とは

多様化していく食の嗜好性に合わせるように、クラフトビールをはじめ小ロット製造のドリンクが人気を博しているが、近年新たにクラフトコーラが注目されている。

身体に悪いイメージの強いコーラだが、元々はアメリカの薬剤師がスパイスなどを調合して開発した栄養ドリンクが始まりだと言われている。近年ではコーラの本来の良さを発信するメーカーが増加し、滋養強壮や美容効果が期待できるヘルシードリンクの一つとして人気を集めている。

コーラの語源でもあるコーラの実 × スパイス × 無添加=手作りコーラシロップ。コーラの原点に戻り、ありそうでなかった新しいコーラの個性溢れる味わいが若者の間で注目を集め、広がってきている。

織田信長が薬草を普及させた?!
聖地・伊吹山で採れた薬草を配合

調合する素材で味の変化が楽しめるクラフトコーラ。「ぎふコーラ」は、岐阜県揖斐川町旧春日村の名産である”薬草”を使用している。

岐阜に多様な薬草が発達したきっかけとなったこの地域は、約400年前、織田信長がポルトガル宣教師の教えにより、伊吹山に薬草園を開拓したと史実にも記されており、約280種類もの薬草があったともいわれている。昔から薬草を煎じて飲むことで自分たちの健康を守ってきた文化があり、それらは各家庭でブレンドし、”百草茶”として普段から飲まれていた。『母なる山伊吹山』と言われるほど、薬草の聖地であったこの場所には、昔から不思議なパワーがあった。

一般的に薬草と聞くと「苦くて飲みにくい」といった抵抗感のある声が多い一方、効果効能については「健康的なイメージが強い」とポジティブな印象を持っていることが多い。

苦手意識を払拭しつつ、薬草を生活に取り入れらえるよう、数ある薬草の中から、よもぎ・かきどおし・どくだみ・ヤブニッケの4種類を調合。誰でも美味しく薬草を取り入れられるクラフトコーラを作った。

ぎふコーラは、薬草のイメージをガラッと変えてくれる。薬草が後味のすっきり感を作り出し、スパイスと調合することでバランスが取れ、大人も子供も飲みやすいコーラに仕上がっている。炭酸はもちろんのこと、牛乳で割ったり、ウィスキーやワイン、ジンなどで割るのも相性抜群。

そのまま飲んでも、カクテルにしても美味しいぎふコーラ。この夏、自宅でのカフェタイムや外でのキャンプ・ピクニック・日常のちょっとした贅沢に、友人や家族と一緒に楽しんでみてはいかがだろうか。

ぎふコーラ
https://gifucola.com/


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