TRADITION

山口県・山口市《山口七夕ちょうちんまつり》
無数のちょうちんに赤く染まる夏夜
|一生に一度は行きたいニッポンの祭り⑰

2024.8.2
山口県・山口市《山口七夕ちょうちんまつり》<br><small>無数のちょうちんに赤く染まる夏夜<br>|一生に一度は行きたいニッポンの祭り⑰</small>

間もなく夏本番! 全国各地から祭り囃子や威勢のいい掛け声が聞こえてくる季節です。そんなニッポンの夏の風物詩「祭り」。なかでも一生に一度はこの目で見たい祭りを、日本の祭りや伝統芸能などに詳しい文筆家の大石始さんの解説でご紹介。地域の風習が刻まれた祭りを通して郷土文化に触れる旅をしませんか?

今回は、数万個の紅ちょうちんが街の各所を光のトンネルのように美しく彩る山口県・山口市「山口七夕ちょうちんまつり」をひも解きます。

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※2026年8月6日(木)〜7日(金)にかけて開催予定。詳しくは記事下部をご覧ください。

室町時代にルーツをもち明治時代に定着した

8月6、7日の2日間、山口市中心商店街やパークロード周辺は、無数のちょうちんで埋め尽くされる。こうしたちょうちん祭りは全国的に行われているが、山口の歴史は古く、約600年前の室町時代が原点とされる。明治に入って七夕まつりとして定着し、1979年には現在の名前に改称された。

約800個のちょうちんが飾られた高さ15mのちょうちんツリーなども見どころだが、ここでは担ぎ手たちの熱気がほとばしるちょうちん山笠やちょうちん神輿にも注目したい。

大石 始の見どころ!
ちょうちんが街全体を彩る幻想的な光景

明かりが灯るちょうちんの数は約10万個。暗闇に無数のちょうちんが浮かび上がる光景が幻想的で、光のトンネルの中を歩く体験もできる。熱気とともにどこか厳かな雰囲気のある、ちょうちん祭りならではの空間を楽しめるはずだ。

祭りの原点は大名が灯した盆ちょうちん

その原点は室町時代。大内氏の第26代盛見が父・弘世をはじめとする先祖を祀った盆ちょうちんとされる。そうした風習が庶民の生活に取り入れられ、やがて祭りとなった。なお、ちょうちんは湯田温泉の旅館やホテルにも灯る。温泉との共演も味わい深い。

山口七夕ちょうちんまつり
開催期間|2026年8月6日(木)〜7日(金)
開催場所|山口県山口市 山口市中心商店街ほか
交通|電車/JR山口駅から徒歩すぐ 車/中国自動車道小郡IC、山口ICから約15分
https://y-chouchin.jp/
※開催内容は今後変更になる可能性があります。最新情報は公式ウェブサイトを確認ください

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《姥神大神宮渡御祭》

 
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監修・文=文筆家 大石 始さん
地域と風土をテーマにする文筆家。日本の祭りや伝統芸能などを中心に執筆している。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」主宰。著書に『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)など多数

《一生に一度は行きたいニッポンの祭り》
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