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インターコンチネンタル横浜 Pier 8
横浜の海に浮かぶホテルで贅沢な休日

2020.9.11
インターコンチネンタル横浜 Pier 8<br> 横浜の海に浮かぶホテルで贅沢な休日

横浜の新港ふ頭にオープンしたインターコンチネンタル横浜Pier 8。海を間近に感じながら思い思いの時間を過ごせる滞在型ホテルは横浜でリゾートステイという新しい魅力を提案してくれる。

インターコンチネンタル横浜Pier 8のルーフトップ。宿泊客が自由に利用できるパブリックスペースで、ベイビューの絶景と海風に包まれながら思い思いの時間を過ごすことができる

旅情を誘う港町を一望。
船旅の一夜のような感覚に

ルーフトップから眺めるみなとみらい。刻々と移り変わる景色に目を奪われる。取材時にはタイミングよく停泊中の「にっぽん丸」が

横浜新港ふ頭に位置する「インターコンチネンタル横浜Pier 8」。Pier(ピア)とは埠頭の意味で、その名の通り3方を海で囲まれた海上(ふ頭)立地という、国内でも稀少なロケーションを誇る。

客室からは、その立地を生かした横浜港一望の「ベイビュー」、昼夜で変化するパノラミックな横浜の街の表情を楽しめる「シティビュー」、中庭のグリーンが季節の移ろいを感じさせる「ガーデンサイド」の3タイプの景色を満喫することができる。

館内はスタイリッシュな船旅をイメージさせるインテリアで、各所に遊び心にあふれるアートピースがちりばめられる。客室に飾られるアートは部屋ごとに異なり、若手作家やデザイナーから伝統工芸職人までもが、ホテルのためにつくりあげたエクスクルーシブな作品が楽しめる。スーツケースを模したプライベートバーが客室に設置されているのも、旅気分を高めてくれる。

エントランスから2階のロビーへ向かう螺旋階段は、ラグジュアリーな船旅を思わせる演出。非日常空間へ誘われる
カジュアルな雰囲気が心地いいレストラン&バー「Larboard」。店内のテーブル席、カウンター席のほかテラス席もあり用途によって使い分けできる
ルーフトップのカウンター席からはベイブリッジを一望。ルームサービスで提供されるドリンクを持ち込むことも可能

広々とした客室やルーフトップで思い思いの時間を過ごすことができるのはもちろん、ワンランク上のステイを楽しむなら、「クラブ インターコンチネンタル ラウンジ」の利用がおすすめ。クラブルームとスイートルームの宿泊客のみが利用できるクラブラウンジは、軽食のとれるダイニングエリアやソファエリアを有し、ゲストが自由に過ごすことができる。同行者と時間を忘れて語り合ったり、PCを持ち込んで仕事したり、後回しにしていた本をのんびり読んでもいい。用意されるフードメニューは、朝食やアフタヌーンティー、イブニングカクテルなど時間によって内容が異なり、部屋に戻らずついつい長居してしまう。

5階建ての低層ホテルのため、水平線を目線の高さに望み、まるで豪華客船に乗船しているかのような感覚に包まれる。埠頭のホテルらしく、ホテル専用船で大観覧車や赤レンガ倉庫といったみなとみらいの景色を海上から眺める遊覧クルーズが用意されるのもうれしいところ。

これまで横浜に馴染みがある人にも、滞在体験によって見える景色や印象が大きく変わることを実感してもらえるだろう。実際、毎週金曜日にステイケーションを楽しむ横浜市内在住のリピーターもいるというのも納得だ。仕事帰りに会社からチェックイン、チェックアウト後そのまま仕事へというステイケーションも現実にしてくれるホテルだ。横浜のデスティネーションホテルとしてリストアップしておきたい。

海上立地を存分に堪能できるシグネチャースイート。目線の高さに水平線があり、行き交う大小の船を眺める絶景に包まれる

シモンズのベッドを採用

ベッドは海外でも人気の広々としたキングダブル。シモンズのマットレスはやや硬めで沈みや揺れを感じにくい
バルコニーも有するシグネチャースイートは5階に2室のみ。133㎡

贅沢なシグネチャースイート

バスルームの窓からも海を望める
スタイリッシュな暖炉を備えたリビングダイニング、バスルーム、バルコニーからなるシグネチャースイート
各階にあるコーナースイート。寝室、リビング、バスルームに分かれ81㎡の広さを誇る
もっとも数の多いデラックスルームはゆとりの46㎡。優雅な船旅を思わせる

食も癒しも。
数日ゆっくり滞在したい

ベイビューだけでなく、食、癒しのコンテンツが充実。ホテルから一歩も出ずに贅沢なおこもりステイを満喫できる。

時間帯ごとに変わる楽しみを
満喫できるクラブラウンジ

ベイビューの広々としたクラブラウンジ。会議室も併設でクラブ宿泊者は予約制で2時間利用可

スイートルーム、クラブルームに宿泊するゲストが利用可能なクラブ インターコンチネンタル ラウンジ。7:00〜21:00のオープン時間内であれば何度でも利用でき、ドリンクだけでなく時間帯ごとに替わるフードメニューを追加料金なしにいただける。

魅惑のアフタヌーンティー

14:00〜17:00には、ケーキやカナッペなどのアペリティフ、スコーンをセットにした本格的なアフタヌーンティーも楽しめる。

充実のカクテルタイム

17:30〜19:30にはシャンパンやクラフトビール、カクテルなどのアルコールも含んだドリンクに加え、オードブルの提供も。

朝からパワフルな朝食も

朝食はコンチネンタル、アメリカン、和食のほか、朝から牛フィレのステーキが選べるコース仕立ての「Rise & Shine」も。

ルーフトップでも楽しめる
ルームサービスメニューが充実

ホテルメイドのサンドイッチなどをピクニックのように楽しめる朝食セット「ピアニック」

ルームサービスは客室であれば24時間利用ができ、7:00〜21:00はルーフトップでの飲食も可能。好きなタイミングでプライベートな空間で食事ができるのは、ルームサービスならでは。メニューが充実しているのもうれしい。

ルームサービスのメニュー例
オードブル盛り合わせ 2860円
地野菜のココット蒸し 1980円
特製牛タンカレー ポーチドエッグと野菜添え 3080円
仔羊のグリル 温野菜添え 3200円
国産牛のステーキ重 4950円

隠れ家的な鮨処もある

中庭の緑のアプローチを抜けた先にある鮨処「かたばみ」。檜の一枚板のカウンターが美しい。焼き物や鍋も堪能できるコース料理のほか、単品やにぎりのみの利用も可。稀少なマグロの霜降りや、これからの季節は光り物もおすすめ。

クラブラウンジのメニュー例
【シャンパン】パイパー・エドシック ブリュット
【スパークリングワイン】酵母の泡 甲州 ブリュット
【ビール】ホテルオリジナルビールピア8ラガー、アサヒプレミアム熟撰
【ウイスキー】イチローズモルト&グレーン

ほか日本酒、焼酎、ワイン、カクテル、ノンアルコールカクテル各種

ご褒美スパ・トリートメントも

宿泊者のみが利用できるスパでは、アロマオイルを使用したボディトリートメント60分、90分を用意。オイルは季節ごとの香りを選べる。二人で施術を受けられる個室もある。隣には同じく宿泊者専用のジムがあり、最新のトレーニングマシンを用意。

目にも愉しい西洋料理

五種の味覚のアミューズ。旨味、酸味、苦味、塩味、甘味と5種の味覚をそれぞれ表現したピースをスターターに

レストラン「LARBOARD」の吉本憲司シェフは数々の世界コンクールで入賞。ディナー・コースは8000円〜(写真は1万2000円のコース。5種のペアリング付きは1万6800円)。

オマール海老と白桃のマリネ
ヘーゼルナッツの香り

コースとともに楽しめるワインペアリングも用意。爽やかな前菜には、ヘーゼルナッツと相性のいいドライなシェリー「ティオペペ」を食前酒代わりに。

穴子のベニエ 茸のエミュルションと
ルビーポルトのアクセント

泡状のソースとポートワインがフリットした穴子をやさしく包む。味のしっかりしたシャルドネ「マコン ラロッシュ」で濃度を合わせるペアリング。

スズキのエストラゴンバターソース

淡泊なスズキに爽やかエストラゴンソースとコクのあるバターソースをからめて。オーク樽熟成させたスペインの白、「レト」の厚みのある味わいが好相性。

オーストラリア産
仔羊背肉のグリル エピスの香りとジュ

旨みの強い背肉をさっとグリルし、スパイスの香りをきかせた。お手製のパセリシフォンケーキを添えて。チリ最古参ワイナリーのカルメネールとともに。

旬のフルーツの冷たいミネストローネ バジルのシャーベット
ピニャコラーダ仕立てオレンジのタルト ピスタチオの香り

デザートは2種。シェフがコンクールで入賞時につくったオレンジのタルトと冷たいひと皿。酸味がきいたジュラソンと。

使い心地のいいアメニティ

ガルニエ・ティエボーの軽くて吸水性、肌触りに優れたバスローブタオルはバス、フェイス、ハンド。バスタオルはフックに掛けて用意エジプト超長繊維綿使用のナイティはしっとりとシルキーな着心地サンフランシスコの「アグラリア」。エプソムソルトも全室に。

インターコンチネンタル横浜 Pier 8
住所|神奈川県横浜市中区新港2-14-1
Tel|045-307-1111 Fax:045-307-2211
客室数|173室
料金|1泊1室4万円〜(税・サ込)
カード|AMEX、DINERS、DC、JCB、UC、VISAなど
IN|15:00
OUT|12:00
夕食|西洋料理(レストラン)、鮨(鮨処)
アクセス|車/首都高速横羽線みなとみらいランプから約4分 電車/みなとみらい線馬車道駅から徒歩約10分、みなとみらい駅から徒歩約12分、JR桜木町駅から徒歩約15分
施設|レストラン、ルーフトップ、ジム、スパ、クラブ インターコンチネンタル専用ラウンジ
www.icyokohama-pier8.com

text: Akiko Yamamoto photo: Maiko Fukui p;an: A2 WORKS
2020年10月 特集「新しい日本の旅スタイル」

 

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