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小山薫堂《EARTH MART》
日本の食文化を通して“食べること”の本質を考える
|シグネチャーパビリオンってなんだ?

2025.4.10
小山薫堂《EARTH MART》<br><small>日本の食文化を通して“食べること”の本質を考える <br>|シグネチャーパビリオンってなんだ?</small>
©EARTH MART/EXPO2025

4月13日から開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」では会場の中心に8名のプロデューサーによる8つのパビリオンが登場。今回は、小山薫堂さんのいのちをつむぐ「EARTH MART」をご紹介。さまざまな観点から万博のテーマ“いのち輝く未来社会のデザイン”に迫る。

小山薫堂(こやま くんどう)
放送作家。京都芸術大学副学長。『料理の鉄人』など食がテーマのTV番組、映画『おくりびと』などを企画。執筆、地域・企業のアドバイザー、料亭「下鴨茶寮」主人など多彩に活躍。

日本の食文化を通して
“食べること”の本質を考える

大阪の淀川べりなど国内5カ所から集められた茅でつくる茅葺屋根の展示館。茅は人の営みと自然との循環の象徴でもある
©EARTH MART/EXPO2025

「食は飢餓問題やフードロスなど多くの課題を抱える一方で、生きる喜びや幸福な時間を皆で共有できる唯一無二の“装置”です」と小山さん。生きるとは、ほかのいのちを食べるということ。そこに気づけば感謝の気持ちが生まれ、「いただきます」の意味がわかる。梅干し、フグなど日本が誇る食とともに、日本の食文化を世界と共有していく。

展示コンセプトは空想のスーパーマーケット。人が一生でどれだけ卵を食べるかを可視化するなど、これまで当たり前だと思っていたことをリセットし、新しい食べ方と向き合うさまざまな体験がちりばめられている©EARTH MART/EXPO2025

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河瀨直美《Dialogue Theater -いのちのあかし-》
 
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text: Yukie Masumoto
2025年4月号「ローカルの最先端へ。」

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