HOTEL

「コンラッド大阪」大阪を見渡せる天空のホテル

2019.10.24
「コンラッド大阪」大阪を見渡せる天空のホテル
40階のロビーエントランスに鎮座する巨大なアートは、「Fu/Rai」という風神雷神像をモチーフにした名和晃平氏による彫刻

中之島の一等地に建ち、モダンなアートが随所にあるスタイリッシュなスマート・ラグジュアリーホテル「コンラッド大阪」。水都・大阪らしい河川に挟まれて建つ高層ビルの最高層階200mに位置し、ホテルの大きな窓からは、街のビル群や山々の稜線までを一望できます。

コンラッドスイートのリビングエリア。バーカウンター、ダイニングテーブル、キチネットなど設備が充実

アートジャーニーに誘われる非日常の世界

1階のエントランスを入ると、光のインスタレーション(絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術の表現手法のひとつ)作品で知られた気鋭のインタラクティブ・アーティスト、松尾高弘氏の映像インスタレーション『Phenomenon』と、大掛かりな幾何学折りのプリズムエレメント『Prism Chandelier』の不思議な輝きに思わず足が止まる。

これが「コンラッド大阪」のアートジャーニーの序章であり、非日常の空間へと誘われるエントランスでもある。ホテル全体のアート数は389点。客室内も含め、館内随所に飾られるクリエイティブなアーティストの情熱が伝わる空間である。

38階からロビー階の40階は吹き抜け

ここから40階のロビーまで一気にエレベーターで昇れば、目の前にはガラス張りの大胆な吹き抜けの空間が広がり、大阪のパノラマが見渡せる。

眼下に迫り来る情景に見とれながら、一方でロビーの入り口を振り向けば、左右に立つ5mもの高さの純白な彫刻作品『Fu/Rai』に息をのむ。はじめは驚くものの、確かにすごみのある神が宿る作品である。

このマイクロビーズの純白の彫刻は、京都を拠点に国内外で活躍する彫刻家、名和晃平氏が手掛け、風神雷神をモチーフにつくられた。光の差し方で表情が異なるというこの『Fu/Rai』こそ、「コンラッド大阪」のシンボルである。

シックなコンラッドスイート寝室

また、広々としたロビー内に入ると、正面には繊細なプリズムの光がカーテンのようにラウンジを分ける『AURA』が輝いている。これは松尾高弘氏の作品であり、雲や風、ダイヤモンドダストなど大気の輝きを表現。太陽光を通して現れる虹の美しさは訪れる人々を魅了している。

大阪に誕生した次世代のホテル

ホテルのキャッチフレーズは、地上200mの「天空のアドレス」。そしてコンセプトである「Your Address in the Sky—雲をつきぬけて—」という非日常の世界をうたっている。その言葉通り、天空のダイニングエクスペリエンスと紹介する4つのレストラン、バー、そして全164室揃う客室からも、南・北・西側に広がる大阪市内のパノラマを満喫できる。

コンラッド・スパのリラクゼーションルーム
39階にあるコンラッドスイートのバスルーム。真紅の漆塗りのバスタブはアイコン的存在

とりわけ1室だけの最高級クラスの客室“コンラッドスイート”の広さは220㎡。真紅の漆塗りでつくられた丸いバスタブが印象的だ。コンテンポラリーに徹した独創的なアート満載の「コンラッド大阪」。活気に満ちた大阪の街に、次世代のホテルとして存在感を放っている。

コンラッド大阪
住所|大阪府大阪市北区中之島3-2-4
Tel|06-6222-0111
客室数|164室
料金|1室5万円〜(税・サ別)
カード|AMEX、DC、DINERS、JCB、MUFG、Master、Nicos、UFJ、VISA、銀聯
チェックイン|15:00
チェックアウト|12:00
アクセス|車/阪神高速4号湾岸線土佐堀出口から約5分 電車/大阪メトロ四つ橋線肥後橋駅、京阪電鉄中之島線渡辺橋駅直結。JR大阪駅から車で約5分
施設|オールデイダイニング、シーフードグリルレストラン、鉄板焼&寿司店、バー&ラウンジ、スパ、プール、フィットネス、エグゼクティブラウンジ、チャペル、宴会場ほか
インターネット:無線LAN
https:www.conradosaka.jp

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text=Kyoko Sekine photo=Atsushi Yamahira
「一度は泊まりたい ニッポンの一流ホテル&名旅館2018-2019」

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