落合陽一《null² (ヌルヌル)》
ふたつの鏡を通して現実と仮想の世界を行き来する
|シグネチャーパビリオンってなんだ?

4月13日から開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」では会場の中心に8名のプロデューサーによる8つのパビリオンが登場。今回は、落合陽一さんのいのちを磨く「null² (ヌルヌル)」をご紹介。さまざまな観点から万博のテーマ“いのち輝く未来社会のデザイン”に迫る。

落合陽一(おちあい よういち)
メディアアーティスト。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。研究と表現の探求と社会実装により、デジタルネイチャーと呼ぶ新しい自然ビジョンを目指す。
ふたつの鏡を通して
現実と仮想の世界を行き来する

©2024 Yoichi Ochiai/設計: NOIZ/Sustainable Pavilion 2025 Inc.All Rights Reserved.
AIで自分と同じ声や身体のデジタル上のアバター・MirroredBody®を生成。「もう一人の自分」との対話から生と死、存在の意味について新たな視点を得る。随所に登場する「鏡」は日本の銅鏡文化や原風景への畏敬の念を表現。「デジタルとフィジカルが交錯する中で、日本の繊細な美や手仕事に培われた文化の深みを感じてください」と落合さん。

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01|シグネチャーパビリオンとは?
02|宮田裕章《Better Co-Being》
03|石黒 浩《いのちの未来》
04|中島さち子《いのちの遊び場 クラゲ館》
05|落合陽一《null² (ヌルヌル)》
06|福岡伸一《いのち動的平衡館》
07|河森正治《いのちめぐる冒険》
08|小山薫堂《EARTH MART》
09|河瀨直美《Dialogue Theater -いのちのあかし-》
・《2025年大阪・関西万博》世界の人をつなげる木の建築デザイン【前編】
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text: Yukie Masumoto
2025年4月号「ローカルの最先端へ。」