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北海道東川町から発信するSDGs事例|
自然を守る最適解は、家具でした。後編

2021.8.21 PR
<small>北海道東川町から発信するSDGs事例|</small><br>自然を守る最適解は、家具でした。後編

北海道第2の都市である旭川市に隣接する東川町。旭岳を望み、自然と文化が共生する人口8400人の小さな町が発信するSDGsの取り組みとは? 後編では実際に行われている事例や東川町ならではのユニークな仕組みに迫ります。

≪前編を読む

つくり手と使い手で完成させる
サステイナブルな家具づくり

LIM Chair(H820×W430×D495㎜/5万2800円)

“ものを長く大切に使う”ためには、長く使えるものを選ぶ必要がある。東川町で「100年先も使える家具」づくりを徹底して実践しているのが、1986年創業の「北の住まい設計社」だ。

1928年に建てられ廃校となっていた東川町の小学校跡地を活用し、古い建物や敷地内の森林を修理・再生し工房を設立。商品はすべて、防腐剤などを使っていない北海道産材を原料に、可能な限り土に返すことができる天然塗料や天然素材で仕上げている。

代表取締役・渡邊恭延さん

「私たちは自然の中に住まわせてもらっているのだから、地球に負担をかけてはいけない責任があります」と信念を語る代表の渡邊恭延さん。その長年の想いを職人の技で実現したのが、無垢材を使った組み立て家具シリーズ「LIM(リム)」。組み立て方式により、家具を配送する際の輸送にかかるエネルギー消費を小さくできるほか、自らの手で仕上げることで愛着も育まれる——。

これこそ、次世代を担っていく持続可能な家具の在り方だろう。

北の住まい設計社の家具は、材料の持続可能な生産パターンを確保するだけでなく、原則一人の職人がひとつの家具を完成させる

環境に配慮し、
家具を長く大切に使うための仕組み

LIMの素材は北海道産のイタヤカエデとナラ。職人がそれぞれのパーツを丁寧につくり出荷。従来の1/5のエネルギーでお客の元に配送し、付属の六角レンチと工具を使って完成させる。組み立てる時間も想い出だ。

北の住まい設計社
住所|北海道上川郡東川町東7号北7線
Tel|0166-82-4556
営業時間|東川ショールーム、ベーカリー・食品館/10:00〜18:00、カフェ/11:00〜17:00(フードはL.O.14:00、デザートとドリンクはL.O.16:30)
定休日|水曜
www.kitanosumaisekkeisha.com

町の未来に投資し、一緒に育てる
“ひがしかわ株主制度”とは?

SDGsの取り組みが進む東川町を応援できるユニークな仕組みがある。東川町ならではのプロジェクトの中から、投資したい事業を選んで寄付ができる「ひがしかわ株主制度」だ。

「寄付金が税法上の控除が受けられるのは『ふるさと納税』と同様ですが、東川町では、単に町が財政的に恩恵を受ける『納税』にとどまらずに、町と『株主』がともに新たな社会価値をつくるプロジェクトの実現を目指しています。プロジェクトは、東川町の未来を育む、自然と環境を守る、地域資源活用に区分されています」と町役場 東川スタイル課・畠田大詩さんは説明する。

このため「株主」になると、返礼品を受け取る以外にも「特別町民」として認定され、町内の施設を特別価格で利用できたり、町営の施設に2泊無料で泊まれたりするなどの優待が受けられる。畠田さんは「東川町の株主となって、ぜひ一緒にSDGsの取り組みを進めていただきたいと思います」と期待を込める。

いまも人口増加を続ける東川町に住む人々が、影響し合いながら育んでいる「東川らしい」特産物。返礼品には、北の住まい設計社をはじめとした町内の工房でつくる家具やクラフトのほか、水や米、日本酒、ワインなど「HIGASHIKAWA MADE」を揃えている

東川町を訪れたくなる、
新しい投資のかたち

ひがしかわ株主制度はパートナー企業や大学機関とも連携しながら、単なる寄付行為ではなく、東川町を訪れるきっかけをつくることで、地域を支える新しい投資のかたちを目指している。

参加できる投資プロジェクト一例
・写真文化首都「写真の町」推進事業
・東川発デザインミュージアム建設事業
・竹内智香選手と協働!
スノーボードキッズ育成事業
・農業を守り育てる事業 など
≫ひがしかわ株主制度の詳細はこちら

≪前編を読む

text: Tomoko Honma photo: Tatsuo Iizuka
2021年9月号「SDGsのヒント、実はニッポン再発見でした。」


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