大阪・関西万博
《未来社会ショーケース》
6つのキーワードから未来の当たり前が生まれる!【後編】

大阪・関西万博がいよいよ開催。今回はどんな新技術が発表され、未来社会に不可欠なものとなるのだろう。最新鋭の技術を集め未来社会を体験できる「未来社会ショーケース」にスポットを当てて紹介しよう。
《アート万博》
Art Expo
没入感あるサイエンスアートが充実

会場のシンボルである大屋根(リング)内側の水面「ウォータープラザ」ではスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」を期間中毎日、日没後に開催予定。巨大な水のスクリーン「ウォーターカスケード」や、約300基の噴水、照明やレーザーが音楽と共鳴し物語を表現する。また、自然の癒しの力を感じられるインスタレーションや、EXPOホール外壁面のプロジェクションマッピング、多彩なアート作品も会場各所を彩る。
《フューチャーライフ万博》
Future Life Expo
ふたつのパビリオンでSociety 5.0を仮想体験

サイバー空間と現実空間を融合させたシステムにより、経済発展と社会課題解決の両立を図る未来社会「Society 5.0」。日本政府が目指すこのビジョンを、リアル会場とバーチャル空間でつくり上げるのが「フューチャーライフ万博」だ。舞台となるパビリオンはふたつ。まず「未来の都市」は、博覧会協会と協賛12者が共同出展。多彩なイノベーションで実現する未来の都市を仮想体験できる。もうひとつの「フューチャーライフヴィレッジ」は3つの柱で構成。未来の食や文化、ヘルスケアを中心に展示や発表が行われる「フューチャーライフエクスペリエンス」。そして社会課題の解決やSDGsにまつわる未来への行動を体験できる「TEAM EXPOパビリオン」と、世界共通の重要課題を解決する未来への行動が紹介される「ベストプラクティス」がある。

〈15の展示で未来の社会を体験!〉
未来の都市パビリオンでは、3つの展示室に以下の展示などがあり、順路を進むほどに未来の都市の姿が実感できるように構成されている。
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・《2025年大阪・関西万博》世界の人をつなげる木の建築デザイン 前編
・「シグネチャーパビリオン」ってなんだ?8名のクリエイターが思い描く、日本の美意識が息づく未来の社会
・大阪・関西万博《関西パビリオン》で関西の魅力を再発見!【前編】
・“万博”がルーツだった!?エレベータや電話…あの便利なものまで
text: Miyo Yoshinaga
2025年4月号「ローカルの最先端へ。」