FOOD

ジャパニーズウイスキーの基礎知識
|定義・基準・種類について迫る!

2026.3.10
ジャパニーズウイスキーの基礎知識<br>|定義・基準・種類について迫る!

日本で本格的なウイスキーが造られてから100年余り。そもそもジャパニーズウイスキーとは、どんな基準があるのか、種類は何種類あるのかなど、素朴な疑問をまとめて解説!

監修=住吉 祐一郎
ウイスキージャーナリスト。福岡県福岡市の「バー ライカード」オーナーバーテンダー。翻訳書に『ウイスキー・テロワール』(スタジオタッククリエイティブ)など多数。

そもそも
ジャパニーズウイスキーとは?

「ジャパニーズウイスキー」の明確な定義は、2021年2月、国内外の消費者が適切な商品選択をできるよう、日本洋酒酒造組合が「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を策定。2024年4月から施行されている。

写真=嘉之助蒸溜所

〈ジャパニーズウイスキーの製法品質の要件〉
①原材料は、麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限ること。
②麦芽は必ず使用しなければならない。
③糖化、発酵、蒸留は日本国内の蒸留所で行うこと。
④内容量700ℓ以下の木製樽に詰め、当該詰めた日の翌日から起算して3年以上日本国内において貯蔵すること。
⑤日本国内において容器詰めし、充填時のアルコール分は40度以上であること。
⑥色調の微調整のためのカラメルの使用を認める。

※「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」より

ウイスキーは4種類に大別される!

写真=サントリー

① モルトウイスキー
原料は基本的に大麦麦芽(モルト)のみ。糖化、発酵を行い、単式蒸留器で蒸留したウイスキーのことを指す。

② グレーンウイスキー
原料はトウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物。そこにモルトを糖化酵素として加えて製造する。連続式蒸留器が使われることが多く、軽やかな味が多い。

③ ブレンデッドウイスキー
モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしたウイスキー。ブレンダーの技が冴える飲みやすさやバランスのよさが大きな特長。

④ シングル(モルト/グレーン)ウイスキー
単一の蒸留所で蒸留されたモルトウイスキー、もしくはグレーンウイスキー。純粋な原料の風味を楽しめる。

+シングルカスクウイスキー
単一の蒸留所において、ひとつの樽で熟成されたウイスキー原酒を瓶詰めする。生産数が少なく稀少性もある。樽出しのアルコール度数(約55〜60度)「カスクストレングス」で、加水はせずに瓶詰めされることが多い。

line

text: Yumiko Numa
2026年1月号「世界を魅了するローカルな酒」

RECOMMEND

READ MORE