《坐来大分》
おすすめの大分グルメ5選!
|アンテナショップが推す美味しいもの㉕
各地域の魅力が詰まっているアンテナショップ。特産品はもちろん、自慢の食材を使った料理を味わえる店舗も。東京都にある32都道県のアンテナショップに、おすすめの食品をランキング形式でご紹介いただきました!
今回は、有楽町のヒューリックスクエア東京3階にある「坐来大分」が登場。
多様な食文化に出合えるレストラン型
温暖な気候で、内陸部はカボスやユズといった柑橘類の産地として知られ、瀬戸内海や豊後(ぶんご)水道に面していることで、豊かな海の幸にも恵まれている大分県。江戸時代には小藩分立で8つの藩に分かれていた背景があり、同じ県内でも食文化が地域によって異なる。たとえば海に面する大分市や佐伯市は、関さばや関あじをはじめ多くの魚が水揚げされ、旬な魚をショウガやゴマと漬け込んだ漁師飯「りゅうきゅう」などが誕生。江戸時代の飢饉や藩の財政難により質素倹約の精神が根づいた臼杵市では、魚の切れ端におからをまぶしてかさ増しした「きらすまめし」などの郷土料理も伝わっている。
2006年にオープンした「坐来大分」は、レストラン型アンテナショップの先駆け的存在。レストランに特化した理由は、大分県の食の多様性を実際に体感してもらうためだ。小鹿田(おんた)焼や臼杵焼のうつわに盛りつけられた美食の数々をカボスとともに味わえば、食材そのもののよさに気がつくことだろう。ゆっくりと食事を堪能した後は、レストランに併設するショップへ。自宅にも食材や調味料を持ち帰って、日々の食卓でも大分の味を楽しんでほしい。
[BEST 1]
ひた山椒
2023年のショップ売上No.1商品。寒暖差の大きい日田市で育てられた山椒を若摘みして、粒のまま閉じ込めた。ミル付きのため、使うたびにフレッシュな香りが楽しめる。焼き魚や麻婆豆腐、味噌汁などに合わせたい
価格|1200円
内容量|12g
問い合わせ先|つえエーピー
Tel|0973-54-3210
HP|https://tue-ap.jp
[BEST 2]
秘伝一年熟成製法 ゆずごしょう
大分が発祥といわれているユズコショウ。由布市の旅館が1年以上じっくり熟成させ、辛過ぎずマイルドな味わいに。香りがよく、麺類や汁物まで幅広く活躍する。レストランでもこちらを使用
価格|650円
内容量|40g
問い合わせ先|旅館 黒嶽荘
Tel|097-585-1161
HP|www.yuzugosyou.jp
[BEST 3]
生姜の幸 うすきせんべい
ほんのりとした甘さの中に、ショウガの香りとスパイシーさが際立つせんべい。縦に入った細かな模様は、臼の木目をモチーフにしたもの。伝統銘菓だがモダンなパッケージで、贈り物として最適
価格|1300円
内容量|10枚
問い合わせ先|後藤製菓
Tel|0120-510-470
HP|https://usukisenbei.com
[BEST 4]
鶴亀海苔
県北部、干満差が大きい豊前(ぶぜん)海で育った海苔を摘み取り、丁寧にほぐして乾燥。香りがよく、歯応えも十分。味噌汁はもちろん、サラダやパスタにトッピングするのもおすすめだ
価格|650円
内容量|15g
問い合わせ先|鶴亀フーズ
Tel|097-524-2265
HP|www.tsurukamefoods.com
[BEST 5]
ステーキ用 原木椎茸
ステーキ用に加工された肉厚の乾燥シイタケ。水で戻すと手のひらほどのビッグサイズに。旨みたっぷりの戻し汁は出汁としても活用できる。丸ごと焼いて、シンプルにポン酢やユズコショウと味わって
価格|1900円
内容量|70g
問い合わせ先|北曽木椎茸農園
Tel|0979-53-2082
手仕事やアートも大分の自慢です!
県内作家が手掛けた作品が随所に。(写真上)ガラス作家・井上愛仁(なるひと)さんのアートワークは、まるで水の豊かな大分を象徴しているかのよう。(写真下)繊細な竹のランプシェードは、バンブーアーティスト・中臣一(はじめ)さん作。
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日本橋 長崎館
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坐来大分
住所|東京都千代田区有楽町2-2-3 ヒューリックスクエア東京3F
Tel|03-6264-6650
営業時間|ショップ11:30〜22:00、レストラン11:30〜14:00(L.O.13:30)、17:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日|日曜、第1土曜、祝日
HP|https://zarai.jp
01|北海道どさんこプラザ 有楽町店
02|いわて銀河プラザ
03|あきた美彩館
04|おいしい山形プラザ
05|宮城ふるさとプラザ
06|日本橋ふくしま館 MIDETTE
07|IBARAKI sense
08|とちまるショップ
09|東京愛らんど
10|ふくい食の國291
11|日本橋とやま館
12|Cave de ワイン県やまなし
13|銀座NAGANO
14|岐阜トーキョー
15|わかやま紀州館
16|ここ滋賀
17|三重テラス
18|奈良まほろば館
19|とっとり・おかやま新橋館
20|ひろしまブランドショップTAU
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22|香川・愛媛せとうち旬彩館
23|シン・エヒメ
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26|日本橋 長崎館
27|銀座熊本館
28|新宿みやざき館 KONNE
29|麹町なだ万 福岡別邸
30|かごしま遊楽館
31|銀座わしたショップ本店
32|THE NIIGATA/香港みやざき館KONNE
text: Akane Sato photo: Kazuya Hayashi
Discover Japan 2024年3月号「口福なニッポン」