《奈良まほろば館》
おすすめの奈良グルメ5選!
|アンテナショップが推す美味しいもの⑱
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各地域の魅力が詰まっているアンテナショップ。特産品はもちろん、自慢の食材を使った料理を味わえる店舗も。東京都にある32都道県のアンテナショップに、おすすめの食品をランキング形式でご紹介いただきました!
今回は、新橋にある「奈良まほろば館」が登場。
古都が紡いだ歴史と食文化を体感!
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「日本の食文化発祥の地」ともいわれ、清酒やそうめん、豆腐、まんじゅうなど多くの食材のルーツとされる奈良県。神話の英雄・ヤマトタケルが詠んだ和歌の一節によると大和(現在の奈良県)は、素晴らしい場所や住みやすい場所を指す「まほろば」であるとされ、奈良時代にアジア諸国から伝わった食文化は今日の和食の基盤となっている。
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東京・新橋にある「奈良まほろば館」は、産地直送の食材や工芸品などを販売しているアンテナショップ。約3000点の商品が並ぶ店内の奥には、郷土料理の柿の葉寿司やかき氷、日本酒などが味わえるカフェ&バー「まほら」を併設。
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さらに2階へと足を運ぶと、県産食材を主に使ったレストラン&バル「TOKi」も。伝統的につくられている種類豊富な大和野菜をはじめ、軟らかく弾力のある大和牛などを、素材そのものの味わいや香りを引き出せるスペイン料理の技法でアレンジして提供している。季節ごとの旬な食材を使った美食の数々が評判を呼び、2023年にはミシュランガイド東京にて2年連続の一つ星を獲得した。ショップからレストラン、レストランから現地・奈良へと、奈良の魅力にハマっていく来店客も日々増えている。
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(写真右)塩ダラをオリーブオイルで煮たバスク地方の伝統料理「ピルピル」。冬が旬のとろみのあるネギ「結崎(ゆうざき)ネブカ」と合わせて
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[BEST 1]
柿の葉すし
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脂のりのよい鯖と、塩味の心地いい鮭が包まれた柿の葉すし。ほのかな酸味で、さっぱりと食べやすい。冬は緑、秋は赤やオレンジと柿の葉の色も変化するため、季節感も楽しめる(販売するメーカーは日替わり)
価格|777円
内容量|鯖寿司2個、鮭寿司2個
問い合わせ先|奥吉野柿の葉すし とらせ
Tel|0744-47-8288
HP|https://kakinoha.jp
[BEST 2]
きざみ奈良漬
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東大寺南大門前にある150年以上続く老舗奈良漬店。ウリとキュウリが刻まれており、酒粕とともにそのまま白米にのせて味わいたい。つまみとしても優秀で、クリームチーズと和えるアレンジもおすすめだ
価格|648円
内容量|230g
問い合わせ先|森奈良漬店
Tel|0742-26-2063
HP|www.naraduke.co.jp
[BEST 3]
麦坐 三輪素麺
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手延べそうめん発祥の地・三輪の製粉メーカーに特注した、奈良まほろば館限定販売のそうめん。2年間の熟成によって生まれた強いコシとのど越しのよさが特徴。冬はにゅうめんにして、一年中楽しんで
価格|648円
内容量|250g(5束)
問い合わせ先|巽製粉
Tel|0120-39-4130
HP|https://miwa-tatumi.co.jp
[BEST 4]
柿もなか
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柿を炊き込んでつくった特製あんに吉野産の新鮮なユズを加え、薄皮の最中で包んだ菓子。甘過ぎず香りが豊かで上品な味わい。夏は冷凍庫で冷やしてアイス最中にしても◎
価格|750円
内容量|5個
問い合わせ先|石井物産
Tel|0747-34-0518
HP|https://a-kaki.com
[BEST 5]
田舎揚げ
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店舗売上個数No.1の油揚げ。3㎝ほどの厚みがあり、ひとつでも食べ応え十分。シンプルにそのまま焼いて醤油を垂らし、鰹節やネギ、ショウガとともに味わってほしい
価格|393円
内容量|3枚
問い合わせ先|林とうふ店
Tel|0746-32-2870
HP|https://yoshinoyama-tofu.jp
日本酒の飲み比べも奈良ならでは!
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ショップ奥のカフェでは、17時まで3種類の日本酒に奈良漬などのおつまみが付いた飲み比べセットが楽しめる。17時以降は20種類ほどの日本酒が30分飲み放題のサービスがあり、ショップで商品を購入してイートインも利用可能。
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とっとり・おかやま新橋館
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奈良まほろば館
住所|東京都港区新橋1-8-4 SMBC新橋ビル1・2F
Tel|03-6263-9656
営業時間|ショップ、カフェ&バー11:00〜20:00、TOKi12:00〜13:30(L.O.) ※ディナータイムはHPなどで要確認
定休日|なし(レストラン&バルは月曜、日曜)
HP|https://nara-mahoroba.pref.nara.jp
01|北海道どさんこプラザ 有楽町店
02|いわて銀河プラザ
03|あきた美彩館
04|おいしい山形プラザ
05|宮城ふるさとプラザ
06|日本橋ふくしま館 MIDETTE
07|IBARAKI sense
08|とちまるショップ
09|東京愛らんど
10|ふくい食の國291
11|日本橋とやま館
12|Cave de ワイン県やまなし
13|銀座NAGANO
14|岐阜トーキョー
15|わかやま紀州館
16|ここ滋賀
17|三重テラス
18|奈良まほろば館
19|とっとり・おかやま新橋館
20|ひろしまブランドショップTAU
21|日比谷しまね館
22|香川・愛媛せとうち旬彩館
23|シン・エヒメ
24|まるごと高知
25|坐来大分
26|日本橋 長崎館
27|銀座熊本館
28|新宿みやざき館 KONNE
29|麹町なだ万 福岡別邸
30|かごしま遊楽館
31|銀座わしたショップ本店
32|THE NIIGATA/香港みやざき館KONNE
text: Akane Sato photo: Kazuya Hayashi
Discover Japan 2024年3月号「口福なニッポン」