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貝原益軒『養生訓』の教え
|「身体の健康」にまつわる名言6選

2026.7.23
貝原益軒『養生訓』の教え <br>|「身体の健康」にまつわる名言6選

食事、運動、睡眠、メンタル、飲酒、入浴。それぞれのテーマから、現代社会にも通じる教えをピックアップ。日々の生活に取り入れよう。今回は、身体の健康にまつわる覚えておきたい名言を6つご紹介!

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日常に取り入れたい
養生の心構え

香りは生命力に働きかける
「諸香の鼻を養ふ事、五味の口を養ふがごとし。」 (第7巻「用藥」)

さまざまな香りを嗅いで鼻を養うことは、甘・酸・苦・辛・鹹(かん)の五味を口で養うのと同じだ。香りは鼻から吸って生命力に働きかけるので、時間があるときは静かな部屋に座り、黙ってお香を焚くと心が楽しくなる。
 

息は鼻から吸って口から吐く
「時々、鼻より外氣を多く吸入るべし。吸入るゝ處の氣、腹中に多くた まりたる時、口中より少しづゝ、しづかに吐き出すべし。」(第2巻「総論下」)

1日に数回、深呼吸を取り入れたい。仰向けになって目を閉じ、姿勢を正し、足を伸ばして両足を15㎝ほど離す。さらに手を握って両ひじを身体から15㎝ほど離しておく。その姿勢で鼻から新鮮な空気を吸い、口から静かに吐くとよい。
 

若い頃から歯を大切にせよ
「わかき時、齒のつよきをたのみて、堅き物を食ふべからず。 梅楊梅の核などかみわるべからず。後年に齒早く落つ。」(第5巻「五官」)

若くて歯に自信があったとしても、硬いものを食べてはならない。また、細かい字ばかりを読み書きしていると、無意識に歯を食いしばってしまうため、注意が必要である。
 

背筋を伸ばして座れ
「坐するには、正坐すべし。かたよるべからず。」 (第5巻「五官」)

正座などで座るときは姿勢を正し、重心を左右どちらかに偏らせてはならない。休息時はあぐらの姿勢もよいが、しゃがみ姿勢は腰痛を招くため避けるべきである。また、椅子に腰掛けることは床に座るよりも血行を促すが、その際も背筋をまっすぐ伸ばすことが肝心だ。
 

便秘は心配せず自然にまかせよ
「大便をつとめて努力すべからず。氣上り、目あしく、心さわぐ。 害多し。自然に任すべし。」(第5巻「二便」)

便秘は治療が必要な場合もあるが、多くは自然に任せればいい。特に高齢者の場合は、問題ないことがほとんどだ。便秘がちな場合は、毎日トイレに行く。力まず少しずつ便通をつければ、何日も苦しむことはない。
 

マッサージで脚力をつける
「膝より下のはぎのおもてうらを、人をして手を以てしば〱なでくださせ、足の甲をなで、其後、足のうらをしきりに多くなで、足の十指を引かすれば、氣を下しめぐらす。」(第5巻「五官」)

起き抜けに座ってふくらはぎの前後をなで下ろし、足の甲をなでて足裏が温かくなるまでさする。次いで、足の指を引っ張って動かせば、血行がよくなり脚力がついて楽に立ち上がれるようになる。

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「薬・回復」にまつわる名言4選
 
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text: Discover Japan, Ryosuke Fujitani, Natsu Arai photo: Kazuya Hayashi illustration: Minoru Tanibata
2026年6月号「ウェルネス入門」

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