貝原益軒『養生訓』の教え
|いま取り入れたい「お酒の知恵」3選
食事、運動、睡眠、メンタル、飲酒、入浴。それぞれのテーマから、現代社会にも通じる教えをピックアップ。日々の生活に取り入れよう。今回は、百薬の長、されど万病のもとと言われる、お酒にまつわる名言をご紹介!
若いときから酒には気をつけよ
益軒の飲酒の考えは、食養生と同様に適量が理想。酒は天からの授かり物で、適量なら百薬の長になる一方、度を越すと万病のもとになると説いている。「また、『鉄は熱いうちに打て』という言葉で、年長者が若者にお酒とのつき合い方を教えるべきだという考えは、人間関係が希薄になりつつあるいま、あらためて注目したいですね」

満開の花は風情がなく、散りやすいので五分咲きがよい。酒もそれと同じく、飲み過ぎると身体を壊すので、もう少し飲みたいくらいのところでやめれば楽しみもあり、身を滅ぼすこともない。

酒を飲むタイミングは食後がよい。酒が食べ物の消化を助け、血気を和らげる。一方で空腹時に飲むと酒の刺激が胃腸を荒らす。特に朝の起き抜けに飲むのは最も身体に悪く、身体の活力を削ぐ。

普段の酒量がわからない人と飲むとき、試しに少し勧めて、断られたら無理強いはしない。相手を思いやることで楽しい酒席になるという考えは、ハラスメントが問題視される現代でも心掛けたい。
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01|貝原益軒の『養生訓』とは?
02|長寿を証明!貝原益軒のなが~い人生
03|“養生の名言”10選
04|ウェルネスの価値観の変化
05|「食の知恵」5選
06|「運動の知恵」5選
07|「睡眠の知恵」5選
08|「心の知恵」5選
09|「お酒の知恵」3選
10|「入浴の知恵」3選
text: Discover Japan, Ryosuke Fujitani, Natsu Arai photo: Kazuya Hayashi illustration: Minoru Tanibata
2026年6月号「ウェルネス入門」


































