書道家・武田双雲の一日一画、“読める”現代アート
Souun♡の“読める”現代アート 白①
書道家・武田双雲が、現代アーティスト・Souun♡として活動を開始したのは2018年から。その作品点数はすでに約500点を超え、2020年2月5日には自身初の個展「ピカソ、ごめん。」展が控えている。《書道家・武田双雲の「一日一画、“読める”現代アート」》ではそんな貴重な作品の一部をご紹介。
作品番号 215
宇宙が加速膨張していると知ったとき、皆飛び上がるくらい驚いた。だが、いまの科学ではどこにそんな力があるかわからず、僕はそれをダークエネルギーと名づけた。Souun♡にとってこのダークエネルギーは希望なのだ。
サイズ:F50(1167×910㎜)/参考価格:330万円
作品番号 187
快便「楽」。チューブ型のモデリングペースト(盛上材)を思いのままに絞り出した。人間の身体には細胞のみならず、何兆個もの細菌が生きている。うんちは菌活動の便りでもある。墨文字で小さく「運」、「心」とある。個人蔵
作品番号 172
「楽」。超純粋で無垢な心を抽象化して描いた。光の加減で立体感ある弧線や液体を垂らした跡が見える。白は自然の雪や雲、聖母マリアや観音像でも見られる色である。人々が心のよりどころを求める色ともいえる。個人蔵
作品番号 76
これだけ飛び跳ね、ぐるぐると回り続ける円を携えた“文字”は「書道家・武田双雲」では描けない。円が「楽」を構成していて“歓喜”にあふれ、アートならではの動きがある。(プロデューサー)個人蔵
作品番号 85
躍動する「楽」。太筆の一文字で魂が揺さぶられる作品。墨と白で描かれた気迫すさまじい「楽」からは魂の鼓動が鳴り響いてくるようだ。作者の字を書く喜び、アートする喜びが伝わってくる。個人蔵
作品番号 83
「楽」。世界平和を願う作者が、世界で最も動向が注目される夫婦を描いた。左は米トランプ大統領、右はメラニア夫人でそれぞれ「楽」でワンペアとなった。エロス、ハートも見られる。
サイズ:F50(1167×910㎜)/参考価格:330万円
作品番号 106
「異」。究極の線質であるという重力を使って表現した。墨を垂らし「異」を拡張すると大小の窓ができ、次元が広がる。幼少期から感じていた人と異なるという孤独や違和感が宝物になった作品。
サイズ:F8(455×380㎜)/参考価格:66万円
作品番号 134
木を通して人間の一生を描いた。赤や白色に塗った下地に墨を入れ筆圧で動かすと、アカマツの樹皮のような木肌の筋が現れた。水、美、菌、虫、希望、闇、死……。木と人の生涯が重なる。
サイズ:F8(455×380㎜)/参考価格:66万円
作品番号 143
墨職人・伊藤亀堂氏の青墨を使用。「素粒子の標準模型の作用」+「アインシュタイン・ヒルベルトの作用」。人類がたどり着いた、宇宙のすべてを記述できた数式を描いた、最高傑作のひとつ。
サイズ:F50(1167×910㎜)/参考価格:330万円
作品番号 178
楽しいが楽しいを引き寄せ、集まっては高め合い、ついには大波に進化を遂げた。原子や分子の性質にインスパイアされたというこの作品。顔が描かれていると思いきや、よく見ると「楽」の文字が。
サイズ:F40(1000×803㎜)/参考価格:264万円
作品番号 185
愛のビッグバン。まるで血しぶきのように描かれる朱赤とそれを覆うかのように伸びる黒。生命誕生のループをシンプルに、ダイナミックに描いた作品。
サイズ:F50(1167×910㎜)/参考価格:330万円
作品についての問い合わせは作品番号をお知らせください。
また、掲載作品については2020年2月5日からの個展「ピカソ、ごめん」展にてご購入いただけます。
個展については、武田双雲ウェブサイトwww.souun.netをご確認ください。
文=相磯法子、中野貴子、宮崎沙織、編集部 写真=森田大翔
2020年1月号 特集「いま世の中を元気にするのは、この男しかいない。」
1|Souun♡の“読める”現代アート 黒① ② ③
2|Souun♡の“読める”現代アート 白① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦
3|Souun♡の“読める”現代アート 青
4|Souun♡の“読める”現代アート 赤
5|Souun♡の“読める”現代アート 黄
6|Souun♡の“読める”現代アート 緑
7|Souun♡の“読める”現代アート 七色① ②
8|Souun♡の“読める”現代アート スーパー書画&陶芸