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北海道・輪厚《SONEKA/ソネカ》
プライベートシェフが振る舞う北海道の旬

2024.8.27
北海道・輪厚《SONEKA/ソネカ》<br><small>プライベートシェフが振る舞う北海道の旬</small>

みずみずしくよみがえった北海道・輪厚(ワッツ)の森と風にたなびく草原地帯。この大地に極上のリゾート「SONEKA(ソネカ)」が誕生。森に包まれ木の香り放つヴィラづくり、滞在するだけで心身が癒されるウェルネスなストーリーがはじまる。今回は、旬を迎えた北海道のダイナミックな“山海の幸”を使った料理を紹介します。

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プライベートにシェフの技を堪能
インルームダイニングを選べばプライベートにシェフの技が楽しめる。産地直送や自家菜園の食材をヴィラのキッチンに備えた薪火で焼き、美味しさを閉じ込める

SONEKAの食卓には、旬を迎えた北海道のダイナミックな“山海の幸”がずらりと並ぶ。「原点回帰の薪火料理」が基本の料理は、敷地内の自家菜園で収穫される食材のほか、生産者とのコミュニケーションを重視。特に“力のある旬”が追求される。すべての料理がSONEKAの大地・風・水・光をシーズニングにした自然派スタイルであり、それがこの地によく似合う。

北海道らしい囲炉裏焼きも
囲炉裏スペースでの囲炉裏会席も。コースのひと品のヒメマスは、主に北海道の支笏湖及びチミケップ湖産。脂ののった上品な甘みと濃厚な味が特徴

さらに若きシェフの力強くも繊細な感性が皿を飾り、まずは目を楽しませ、次に舌を感激させてくれる。私たちは手を抜かないシェフのあっぱれな料理に大感激。開業後もきっと、北海道の旬を楽しむゲストを歓喜させることだろう。

食の冒険は朝食でも
和食の場合、豆腐のスープカレー、トウモロコシやアスパラガス、北海道の蒸し野菜、角皿には海老真薯、イクラの泡醤油、バフンウニのフランなど。デザートは夕張メロン

食事は贅沢なリゾートらしく、インルームダイニング、ヴィラのウッドデッキでのアウトドアダイニング、そして1日1組限定の“草原テラス”のダイニング、さらに水辺のダイニングなど気分に応じた選択肢が揃う。

いずれも大自然を体感しながら、自然との共生、心身の健康など多くを学べるアカデミックな提案である。

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北海道の恵みを一皿に凝縮した究極の食体験

薪火料理コースの土鍋で炊き上げる「北海シマエビの土鍋ご飯」。夏と秋に捕れるシマエビの炊き込みは濃厚。2杯目は出汁をかけて
「縄文モロコシ」は中にツクネを詰めて薪火で焼いた香ばしいトウモロコシ。見た目にワイルドさを演出し遊び心を加えた驚きも
「毛ガニのボロバン」はオマール海老の出汁で仕上げた毛ガニのパイ包みを泡で包んだ一品。ソースに加えたコブミカンがアクセント
「網走の特選魚、釣りめんめのスモーク」。めんめとは高級魚「キンキ」のこと。脂ののった高級魚に自家製いぶりがっこを添えて
デザートの特製ジェラートには、インカのめざめをすり下ろしてトッピング! そのほか、羊のブルーチーズビスケットサンドなども
北海道の酒とのペアリングも
北海道の食には、やはり「地元のワインや日本酒が合う」とソムリエがレアなアイテムをセレクト。地元でしか味わえない体験

繊細かつ大胆に北の大地を味わう

「びらとり和牛、シャトーブリアンM11」。平取の最高級和牛ステーキを、野菜と赤ワイン&シャインマスカットのソースで

ミシュラン獲得の料理人が
手掛ける囲炉裏会席

「たらば蟹とレモンの炭火焼」。根室産タラバガニは船内冷凍の新鮮さ。シンプルに炭火で焼き、旨さを凝縮。ジューシーなカニは焼きレモンでさっぱりと

連泊の愉しみは朝食にも

朝食は和食のほか洋食も選べる。9種盛りのモーニングプレートや揚げ餅湯葉入りミネストローネのほか、近隣のパン店から入手する焼きたてパンに、好みの具材をのせてオープンサンドも。敷地内のシラカバから採った樹液蜜を添えたヨーグルトや、生ハチミツも用意。いずれも道産食材にこだわり、隅々まで工夫を凝らした内容になっている

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SONEKA
住所|北海道北広島市大曲307-1
Mail|info@soneka-hokkaido.com
客室数|ヴィラ4棟
料金|1泊2食付2名33万8800円〜(税・サ込、入湯税別)ただし、日によって異なる
カード|AMEX、DINERS、Master、VISAなど
IN|15:00
OUT|11:00
夕食|薪火料理(部屋)、囲炉裏料理(レストラン)
朝食|和食、洋食(部屋)
アクセス|車/道央自動車道輪厚スマートICから約6分 電車/JR北広島駅からタクシーで約15分
※無料送迎サービスあり(1カ月前までに要予約)
施設|レセプション、草原テラス、イベントテラス、水辺テラス、森のテラス

photo: Atsushi Yamahira
Discover Japan 2024年9月号「木と暮らす」

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