書道家・武田双雲の一日一画、“読める”現代アート
Souun♡の“読める”現代アート 黒③
書道家・武田双雲が、現代アーティスト・Souun♡として活動を開始したのは2018年から。その作品点数はすでに約500点を超え、2020年2月5日には自身初の個展「ピカソ、ごめん。」展が控えている。《書道家・武田双雲の「一日一画、“読める”現代アート」》ではそんな貴重な作品の一部をご紹介。
作品番号 200
誕生の喜び「楽」。墨と膠で何かが生まれる喜び、エネルギーを表現した。一つひとつの渗みが重なってできた「楽」は星の誕生のようだ。誕生の連続で宇宙は広がり続ける。個人蔵
作品番号 206
白という字がトンネルのように奥へと続き、全体で「楽」をなしている。終着点にも楽がある。「木」の地点は過去または現在だろうか。時間軸に沿って「楽」が永遠と続く。個人蔵
作品番号 324
万歳しているかい? 天に向かって手を伸ばしているかい? 人間一人ひとりのもつ力は無限大。大いなる何かとつながろう、という思いが込められた作品。
サイズ:P50(1167×803㎜)/参考価格:330万円
作品番号 240
宇宙の星々は遠く離れているのに、互いに影響し合っている。そんな時空を超える何かに日々感動している中、自然と描いていたのは、小さな小さな星と赤い愛の印。
サイズ:F30(910×727㎜)/参考価格:198万円
作品番号 247
Souun♡の自画像のひとつ。ワクワクしているときの自分と、未来へのビジョンを考えているときの自分。不安がワクワクに切り替わる瞬間をキャンバスへ。
サイズ:F8(455×380㎜)/参考価格:66万円
作品番号 250
無限大問題「楽」。世界の数学者を悩ませる「無限とは何か」という問いに神さまがキスした瞬間を描いた。楽には神さまの唇があり、木には鉛筆で描かれた無限大(∞)も。個人蔵
作品番号 251
美人画「楽」。凜とした女性の立ち姿を宇宙に重ね合わせて描いた。楽の中心となる胸のあたりから、こちらに語りかけてくるようである。女性の雰囲気を醸す柔らかな円は宇宙の星々にも見える。個人蔵
作品番号 268
抽象画「楽」。キャンバス下部には墨の山々がそびえる。墨は滲んで金粉と混ざり合い、巨大な宇宙に向かってエネルギーを放出している。作者の故郷である熊本・阿蘇山への愛も感じられる。個人蔵
作品番号 376
女性画「楽」。女性が見せるとてつもないうつわの大きさ、母性に感動することがあるという。笑顔が見え、相手を包み込むような黄色い光。赤は女性の情熱、子宮の象徴だろうか。個人蔵
作品番号 354
「空」。壮大な宇宙のエネルギーを大胆に表現した。闇夜に仰げば無数の星が輝いて見える。ある日は轟音と閃光が走り、稲妻が空を切り裂くこともある。どちらも「空」という宇宙で起こる。個人蔵
作品についての問い合わせは作品番号をお知らせください。
また、掲載作品については2020年2月5日からの個展「ピカソ、ごめん」展にてご購入いただけます。
個展については、武田双雲ウェブサイトwww.souun.netをご確認ください。
文=相磯法子、中野貴子、宮崎沙織、編集部 写真=森田大翔
2020年1月号 特集「いま世の中を元気にするのは、この男しかいない。」
1|Souun♡の“読める”現代アート 黒① ② ③
2|Souun♡の“読める”現代アート 白① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦
3|Souun♡の“読める”現代アート 青
4|Souun♡の“読める”現代アート 赤
5|Souun♡の“読める”現代アート 黄
6|Souun♡の“読める”現代アート 緑
7|Souun♡の“読める”現代アート 七色① ②
8|Souun♡の“読める”現代アート スーパー書画&陶芸