書道家・武田双雲の一日一画、“読める”現代アート
Souun♡の“読める”現代アート七色①

書道家・武田双雲が、現代アーティスト・Souun♡として活動を開始したのは2018年から。その作品点数はすでに約500点を超え、2020年2月4日には自身初の個展「ピカソ、ごめん。」展が控えている。《書道家・武田双雲の「一日一画、“読める”現代アート」》ではそんな貴重な作品の一部をご紹介。

作品番号 130
江の島の橋から見える不思議な夕焼けを見たときの情景をイメージ。全身鳥肌が止まりませんでしたとSouun♡。本当に天使が現れたように感じたという気持ちを、縦横無尽に描かれた線で表現。
サイズ：F50（1167×910㎜）／参考価格：330万円

作品番号 74
空を赤く染めながら群青の海に沈む太陽を描いた「七里ガ浜の夕暮れ」。海と空と太陽がひとつになる瞬間は、自然界が織りなす偶然の美。美しくもはかない日没の瞬間をとらえた作品だ。
サイズ：F20（727×606㎜）／参考価格：132万円

作品番号 87
「妻・レイコ」。おとなしく控えめな妻の新しい側面を、生け花をモチーフに描いた作品。妻はものすごいエネルギーを秘めている。そんな妻を自分だけが知っているのが楽しくてたまらないのだ。
サイズ：F50（1167×910㎜）／参考価格：330万円

作品番号 223
森の力、エネルギーを象徴する緑色は、癒しの色。まるでスポーツをするように、果敢に激しく刷毛で挑む。何度も何度も重ねて生み出された色には魂が宿る。そんな作品タイトルは、「全身全霊」。個人蔵

作品番号 233
世界中が地球を舞台に感謝の踊りで過ごす日を表現。アクリル絵の具を上から垂らしたり、手で直接キャンバスに色をつけてみたり。さまざまな「愛」が舞い踊っているかのよう。
サイズ：F30（910×727㎜）／参考価格：198万円

作品番号 321
タイトルをつけるならば「一粒万倍」。ひと粒から一万の実を実らせる生命体をイメージし、小さな一歩は偉大なる道へつながっているんだというメッセージが込められている。
サイズ：F50（1167×910㎜）／参考価格：330万円

作品番号 409
気持ちよく、リラックスできているときの感覚を一枚にしたという作品。自分と自分以外の境界線が消えていき、エネルギー体として次元を超えていく感覚を多彩な色使いで表現。
サイズ：F8（455×380㎜）／参考価格：66万円

作品番号 352
何色もの画材を、メイクブラシなどのいろいろな筆を駆使して表現した「楽の多様性」。小気味よいテンポの作業が楽しくて、いつやめるべきか悩ましかったほどの力作。個人蔵

作品番号 217
不確定性原理を表現。愛を認識した瞬間に粒子は現実として確定することを、中央の赤い丸で表しており、かすれたように塗られた七色と強弱をつけたコントラストが素晴らしい。
サイズ：F50（1167×910㎜）／参考価格：330万円

作品番号 94
アクリル絵の具と墨汁を指で重ねていった作品。（Souun♡）モネのよう。モネは水面とそこに浮かぶ水連を描きましたが、これは楽園に浮かぶ「楽」。（プロデューサー）
サイズ：F6（410×318㎜）／参考価格：55万円

作品番号 63
「植物の根」。黄色と赤の太陽と、地球のエネルギーを受ける植物が緑の大地に根を張る。3色の配置が、どっしりとした安定感を与え、みなぎるパワーに圧倒されそうだ。
サイズ：F20（727×606㎜）／参考価格：132万円

作品番号 424
優しかったあの雄大な景色、楽しかった思い出を描いた作品。はっきりした色を用いながら、それはおのずと海や夕焼け、空をぼんやりと連想させる。
サイズ：F40（1000×803㎜）／参考価格：264万円

作品番号 277
僕らの中に眠るエネルギーはとんでもない。僕らは可能性の塊であることを一枚に。アクリル絵の具をダイナミックにキャンバスにぶつけ、はじけ飛ぶエネルギーを金箔で表現。
サイズ：F30（910×727㎜）／参考価格：198万円

作品番号 120
水の大循環をテーマに雲をイメージした作品。水しぶきを上げて流れ落ちる滝が渓流へ注がれる。赤や青などの絵の具に、ラメの輝きが異彩を放ち、幻想的な世界へ導く。個人蔵

作品番号 70
どんどんヒラメキが誕生するときをイメージ。あらゆるアイデアや希望が次々と浮かび上がり、世界に広がってゆくさまを、花火のような「楽」の文字で示している。
サイズ：F20（727×606㎜）／参考価格：132万円

作品番号 468
テープを用いて描いた直線を生かした作品。部分ごとに色や素材を変え、直線と自身の手のひらで模様をつけるなどの方法で、「楽」の無限ループを表現している。
サイズ：F40（1000×803㎜）／参考価格：264万円

文＝相磯法子、中野貴子、宮崎沙織、編集部　写真＝森田大翔

2020年1月号特集「いま世の中を元気にするのは、この男しかいない。」