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「Moving Inn|ムービングイン」移動するリゾートホテルで北海道の大地をひとり占め!【前編】

2021.6.11
「Moving Inn|ムービングイン」移動するリゾートホテルで北海道の大地をひとり占め!【前編】
十勝南東部の沿岸には湿地帯が広がっており、豊かな植生と多くの野鳥が観測できる。観光地化されていない十勝の穴場スポット。冬枯れの大地にかろうじて道が続いている

広大な十勝平野、太平洋に沈む夕日、西にそびえる日高山脈……北海道は車で旅をするにふさわしい場所。美しい風景を追いかけながら、仕事も遊びも満喫したいところ。今回は、キャンピングカーで巡る北海道の魅力を3つの記事でご紹介します。

最高の場所を求めて大自然を駆けめぐる

「最高の旅とはなんだろうか」

その土地ならではの美しい景色を見ることは、誰もが求める旅の醍醐味のひとつ。しかし、季節や天候、時間によって美しい景色が現れる場所は変化してしまう。とすれば、その刻一刻と変化する最高の場所を追いかけながら旅ができたら、どんなに幸せなことだろう。「今日はこの場所で」と自分で選んだその場所が、最高の仕事場や遊び場となり、同時に最高の客室となるのなら……。

北海道十勝エリアを拠点に事業を展開する「ムービングイン」は、そんな理想をかなえる車旅を提供する。ランドクルーザーやハイエースなどのカスタム・販売を手掛けるフレックスと、放送作家の小山薫堂氏率いる企画会社、オレンジ・アンド・パートナーズにより2018年4月に設立された。

今回の案内人は、ムービングインのプロデューサー・吉岡太郎さん。使用する車は、初春の雪解けた北の大地によく馴染むオリーブグリーンの「ハイエースLX」。ホテルの客室のような快適さと、キャンピングカーの自由さを併せもつムービングインのフラッグシップモデルだ。

「一般的なキャンピングカーは、限られた空間にトイレ・シャワーなどの要素を盛り込むことで、個の機能や快適性が十分ではなくなってしまいます。ムービングインは搭載設備を最小限にとどめ、まるでリゾートホテルのようなベッドルームを車内にしつらえることにこだわりました」と吉岡さん。通常なら4人用とすることも多いハイエースを、あえて2人乗り専用とすることで、空間をできる限り贅沢に使えるようにカスタマイズしている。 

ベッドはアメリカの寝具メーカー・シモンズ社のマットレスを採用。高級ホテル同様の仕様で、キャンピングカーであることを忘れてしまいそうなほどにふかふかで心地よい

無垢木材で覆われた内装は、よりいっそうの温かみをまとい、扉を開けば冷蔵庫が備えられている。サブバッテリーによってエンジンを切っても冷蔵状態をキープできるので安心だ。また、FFヒーターも搭載されているため、十勝の凍てつく寒さの中でも快適な室温のまま生活ができる。

十勝晴れの日差しが強い日は、サイドオーニングを広げてオープンエアで仕事もできるだろう。ルーフキャリアにハンモックや寝袋を乗せて空を仰げば、太陽が日高山脈に沈む淡いグラデーションの夕景や、天の川の広がる夜空を自分たちだけのものにできる。なにせ北海道は広い。この車を使用すれば、「最高の場所」を追いかけて北海道のすべてを仕事のフィールドにできる。時間に余裕があれば、本州のほうまで行動範囲を広げることも可能だ。

ルーフキャリアが取り付けられているので、大きめのアウトドアグッズやキャンプ用品を積載することも可能。晴れた日にはハンモックを広げて、読書をしながらゆったり
車内2カ所にコンセントが設置されており、デスクワークも快適。期間限定のワーケーションプランには、ポケットWi-Fiも装備。移動しながら仕事をするための設備が整う

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Workation Data
料金|33万円(30日間)※食事なし
定員|2名
オフィス設備|ポケットWi-Fi、バッテリー、コンセント、テーブル、椅子 ※~6月30日までの限定プラン(予約受付~5月30日)

Moving Inn
車種|HIACE LX(2.7ℓガソリン/6速AT 4WD) ※撮影利用車
料金|1泊食事なし3万8500円~
定員|2名
装備|カーナビ(TV、ラジオ、CD、DVD、Bluetooth)、ETC
設備|サイドオーニング、ルーフキャリア、サブバッテリー(走行充電・外部充電)、100V電源、FFヒーター、シンク、冷蔵庫など
備品|アルコール消毒液、虫よけスプレー、折り畳み傘、懐中電灯、救急箱、スリッパ、シャンプーセット
無料レンタル|LEDランタン、折りたたみ椅子、折りたたみテーブル、焚火台グリル、ガスコンロ、調理器具など
有料レンタル|テント、寝袋など
※その他2~4名用の車種あり。要問合せ
※事前決済のみ
問|Moving Inn 帯広事務所
Tel|0155-67-6257

text: Sai Hasegawa photo: Atsushi Yamahira
Discover Japan 2021年6月号「ビールとアウトドア」


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