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仕事も遊びも。 必然だった十和田湖のワーケーション!
ゲストハウス yamaju/Towadako Guidehouse 櫂

2021.3.12
仕事も遊びも。 必然だった十和田湖のワーケーション!<br><small>ゲストハウス yamaju/Towadako Guidehouse 櫂</small>

十和田湖で暮らし、もはやワーケーションを実践しているとも言える仲間たちが、この大自然に囲まれた土地の魅力を存分に語り合います。

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村上周平(むらかみ・しゅうへい)
1980年、北海道生まれ。Towadako Guidehouse 櫂 ガイド。ニセコでアウトドアガイドとしてデビュー。2008年より拠点を十和田に移しカヌーなどで国立公園の自然を案内する

山﨑瑞季(やまさき・みずき)
1987年、神奈川県生まれ。環境省十和田八幡平国立公園、管理事務所勤務。高校卒業後豪州タスマニア大学に入学、国立公園の利用形態を研究し、博士号取得まで10年滞在。2020年4月より現職

小林恵里(こばやし・えり)
1985年、福岡県生まれ東京都育ち。yamajuオーナー・風景屋ELTAS。早稲田大学卒業後、展示会主催会社、外資系人事等を経て、2014年から4年間石巻の芸術祭の立ち上げに尽力

小林徹平(こばやし・てっぺい)
1988年、神奈川県生まれ。yamajuオーナー・風景屋ELTAS代表。早稲田大学修士課程修了後、東北大学助手(現研究員)として石巻市の復興計画策定に参画。仙台との2拠点生活

ただここにいるだけで
心が満たされる自然がある

編集部(以下「編」) yamajuは最初から「4泊以上」だったよね。※編集部中野は十和田湖と東京の2拠点生活

小林徹平(以下「徹」) 最低4泊すれば、見てほしい景色や体験してほしいことができるんじゃないか、と考えたから。2〜3日雨続きでなかなか外の自然を楽しめないこともあったからね。

小林恵里(以下「恵」) コロナ以降リモートワークが普通になって、それまではフリーランスの人が多かったけど、いまはITやコンサル系企業の人とかも長期で来てるよね。オンラインで社内会議、空き時間はアクティビティに参加して。それがワーケーションだよねってなった。

 櫂とyamajuはどういう関係?

村上(以下「村」) ゲストが長くいるから、コンディションのいい日に二人がツアーに誘ってくれる。俺はカヌーと自然が好きで、その魅力と価値を伝えたいと思ってるから、ありがたいよ。

山﨑(以下「山」) カヌーから見てはじめて十和田湖が火山だって体感した。

 ガイドツアーだと、そういう気づきと発見があると思う。

 十和田湖での暮らしはどう?

 最寄りのスーパーまで1時間かかるけど、途中の景色がどこを切り取っても美しくて、ああキレイだなと思いながら運転してる。コンビニとか通勤とか、当たり前だと思っていたことが、実はなくてもよかったなって。

 俺は住んでる十和田市内から湖畔まで1時間、音楽を聞いたり、景色見てととのえられる時間。八甲田山や奥入瀬渓流を見ながら、やっぱり贅沢。

 圧倒的に空気がいいよね。仙台でもいいと思っていたけど、ここだと“極上”のおいしい空気。空気がきれいじゃなくて「美味しい」って感じる。

 自然の中に身を置くってどういうことだろう。人はどうなるんだろう?

 ひと言で言うと、人は豊かになる。

 すごいひと言!

 リラックスして自分を客観的に見られるし、視野が広がっていく。そして、いま抱えている問題とか、認めることができる。本当に大切なものってなんだろうって、ものごとがあふれている世界から離れて、考えることができる。それが「豊かになる」こと。自然の中にいると、思考を長く続けられることに気づく。

 東京だと、広告とか、人のつくる情報が嵐のように入ってくる。ここは圧倒的に(人工の)情報が少ないよね。

 人として自分がどういう人間で、どうなりたくて、みたいな大切なことを考える余裕が奪われちゃっていて。ここだと紅葉も雪もあって、自然とともに生きているんだなって幸せを感じる。そして自分の行動すべてが環境に影響してるって気づく。気候変動とか。

 1日2日咲くだけの花もある。自然ってあまり変わらないように見えて、実は目まぐるしい変化がある。

 この間ワーケーションに来た方からレビューをもらって。「何もしないことによって疲れが癒えるではなくて、心が満たされていく。人生はじめての不思議で贅沢な経験だった」って。

 心が満たされるって、すごいこと。でも自然の中でそこまでの感覚になるのは、1泊2日じゃ絶対無理。4泊とか1週間以上かけてようやくそうなる。

 自然は自分からは語りかけないから、こちらがいかに気づくかで少しずつ見えるものが変わってくる。自然の中にどっぷりと身を置く時間をつくって、気づきをぜひ持ち帰ってほしいな。

 私たちは人間中心で物事を考えてしまって、自然との関係が見えなくなってる。けど、本質的に自然はコントロールできないし、日々違って予測できない。それを楽しんで、気づいて、感謝できる、自然が守られている場所の価値は、どんどん上がっていくよ。

 そう考えると、東京から6時間ってぜんぜん遠くないね、価値に対して。

元来十和田湖は修験の地。その名残を感じられるのが「南部藩の二大霊場」とうたわれた十和田神社。霊山十和田の開祖・南祖坊(なんそのぼう)の伝説が残る

yamaju
住所|青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486(郵便局隣)
Mail|info@yamaju-laketowada.jp
料金|1泊食事なし4000円(税抜)〜 ※4泊以上から宿泊可
客室数|3室
カード|AMEX、Diners、JCB MASTER、VISAなど
IN|16:00〜21:00 OUT|11:00
食事|なし(自炊用キッチンあり)
設備|キッチン、ランドリー、浴室など 周辺の施設|コンビニ(車で30分)、スーパーマーケット(車で45分)
アクセス|車/JR八戸駅から約90分、バス/JR八戸駅から約155分
https://yamaju-laketowada.jp

Towadako guidehouse 櫂
住所|青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486(喫茶憩い内)
Mail|info@tgkai.jp

ツアー料金|8800円/人〜 ※季節により異なる
https://tgkai.jp

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text:Discover Japan, P.S.SARU photo:Maya Matsuura
Discover Japan 2021年3月号「ワーケーションが生き方を変える?地域を変える?」


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