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伊豆諸島「神津島(こうづしま)」
神集う島で“水”の恵みを味わう。
東京宝島は、なぜ美味しい?

2022.1.27 PR
伊豆諸島「神津島(こうづしま)」<br>神集う島で“水”の恵みを味わう。<br><small>東京宝島は、なぜ美味しい?</small>

空路、または海路でしか渡れない「島」がもつ魅力とは……。先住者のみならず、移住者も少なくない昨今、そこには人が居つく理由があるはずだ。そこで今回は旅の最大の魅力のひとつ、食を入り口に、「神津島(こうづしま)」に行きたくなる理由を探っていく。

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金目鯛、赤イカ、伊勢エビ…
そして豊かな湧水

伊豆諸島のほぼ中間に位置する神津島(こうづしま)は、周囲に流れる黒潮が豊かな漁場をつくり出す漁業の島だ。金目鯛は一年を通して、また赤イカや伊勢エビ等のさまざまな海産物が季節ごとに水揚げされ、島外では高級魚とされる魚も気軽に食べることができる。

漁獲高に加え、もうひとつ神津島が伊豆諸島有数とされているのが、湧水の豊かさだ。豊富な水資源を擁する神津島では、地下水をくみ上げ水道水として使っている。天上山に降り注ぐ雨水が、山裾からこんこんと湧出するさまは神津島の豊かさを象徴する風景だ。

天上山の「不入ガ沢」は、伊豆諸島の神々が集まり、島づくりの相談を行う際に「水配り会議」が開かれた伝説が残っている。先着順に水の分配が行われ、最後に来た島の神が怒り、残っていた水に飛び込み暴れ回ったところ四方八方に水が飛び散り島の至るところで湧水が出るようになったといわれる。天上山は572mの低山ながら、伝説の舞台があるほか四季折々の花々が咲き誇り見どころ満載。登れば、神津島の成り立ちを感じられる。

よっちゃーれセンター

島で捕れた未利用魚を使った定食や加工品をリーズナブルに提供する。金目煮付定食(1000円)や、季節で魚種が変わる漬丼定食(1000円)が人気。

住所|東京都神津島村神津島港内
Tel|04992-8-1342
時間|食堂11:00~14:00、売店9:00~16:00(夏季~17:00)
定休日|火曜、1月1日~2日(夏季は無休) https://kozushima.com/shop/yoccharecenter2ndfloor

多幸湧水(たこうゆうすい)

集落のある港とは反対側にある、多幸湾周辺の山裾から湧き出す水は豊富な水量を誇り、わざわざくみに来る島民も。東京の名湧水57選に選出される。

住所|東京都神津島村榎木が沢
Tel|04992-8-0321(神津島観光協会)
kozushima.com/sightseeing/takospringwater

Hyuga brewery

ヤマブドウなど島の産品を使い、島の湧水でビールを醸造する。併設するレストランで生ビール(各770円)が飲めるほか、オンラインでも購入可能。

住所|東京都神津島村142-2
Tel|04992-7-5335
時間|18:00~22:30(食事L.O.21:30、ドリンクL.O.22:00)
定休日|火曜
https://tousyosyuhan.easy-myshop.jp

Full Earth

花の百名山にも選ばれる天上山や、星空保護区に東京ではじめて認定された美しい星空を、小笠原諸島やニュージーランドのテカポで経験を積んだネイチャーガイドが案内してくれる。

住所|(ツアースタート地点は要相談)
Tel|070-4364-3271
時間|7:30~23:00
定休日|不定休(天上山ディスカバリーツアー11~3月中旬は休止)
www.full-earth.com

アクセス
飛行機|調布飛行場から新中央航空で約45分
船|東京竹芝桟橋から大型客船(夜行)で最短9時間55分、高速ジェット船で最短3時間45分
Tel|04992-8-0321(神津島観光協会)

 

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text:Hazuki Nakamori,Tomoko Honma (Let It Be),Nao Ohmori,Akiko Tanazawa photo:Hiroyuki Kudo,Yuri Yamasaki,Yuichi Yokota,Hiroyuki Yoda illustration:Romi Watanabe map:Alto Dcraft
2022年2月号「美味しい魚の基本」

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