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IHEYA ISLAND RUM/イヘヤ アイランドラム
沖縄の酒造所 瑞穂酒造が挑む黒糖を活かしたラムづくり

2021.8.29
IHEYA ISLAND RUM/イヘヤ アイランドラム<br><small>沖縄の酒造所 瑞穂酒造が挑む黒糖を活かしたラムづくり</small>

沖縄・瑞穂酒造は、170年に渡り積み重ねてきた泡盛づくりの技術を再構築し、沖縄のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM(ワンラム)」を立ち上げた。その第1弾として、伊平屋島の黒糖を使用したラム「IHEYA ISLAND RUM(イヘヤ アイランドラム)」を発売中だ。

ONERUM PROJECTとは

瑞穂酒造は2020年11月、先人たちが受け継いできた伝統的素材のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM」を結成し、始動。農家、大学、研究機関、酒類の従事者が一丸となり、ラムの開発をはじめ、さとうきびの品種や産地、製糖方法、そしてラムの新たな楽しみ方などを探究している。

沖縄の偉人・儀間真常の功績により広まったとされる、400年の歴史を誇る沖縄のさとうきびは、沖縄の各所で作られている。また、さとうきびから黒糖をつくる製糖工場が、沖縄県では離島8島(粟国島、伊江島、伊平屋島、西表島、小浜島、多良間島、波照間島、与那国島)にある。

このプロジェクトでは、さとうきびと、これら離島8島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の2つの原料に着目し、シングルアイランドシリーズ、ブレンデッドアイランズシリーズ、ワンアイランドシリーズ、3種のシリーズを展開予定だ。特にワンアイランドシリーズでは、自社ファームでさとうきびを栽培し、品種から研究しラムに適したさとうきびを探索していく。

ONERUMは、ワインのように、さとうきび畑のテロワールを楽しめるラムを、また、世界に通用するラムをつくりだし沖縄がラムの聖地になることを目指している。

《ONERUMが展開する3種のシリーズ》
Single Island Series(シングルアイランドシリーズ)
離島8島でつくられている黒糖を使用し、1島ごとにラムをつくつ。各島の風土や生産方法の違いからうまれる黒糖の個性を引き出したラムで、2023年3月までを目標に、約2年かけて8種のラムを発売する予定。島に由来した香りや味わいを楽しめる。今回デビューするIHEYA ISLAND RUMに続き、次回は与那国島のラムのリリースを予定。

Blended Islands Series(ブレンデッドアイランズシリーズ)
各島の黒糖からできる個性豊かなラムを主体に、様々な原酒を自由にセレクトし、調和と多様性を感じるベストバランスなラムを目指す。沖縄へ製糖技術が伝来して400年を迎える2023年に、第1弾を発売予定。

One Island Series(ワンアイランドシリーズ)
2021年2月に植え付けをスタートした、自社ファームで育つさとうきびを中心に、農業からラムの風味を探究するシリーズ。さとうきびの品種や土壌、栽培方法等、様々なアプローチを行い、新しい沖縄のアグリコールラムを展開する。

Single Island Series
「IHEYA ISLAND RUM」

「IHEYA ISLAND RUM」は、ラム1本(内容量500ml)あたり、伊平屋島産の黒糖を贅沢に約700g*使用している。バタークッキーのような焼き菓子系のニュアンスに、南の島を想起させるココナッツのミルキーで優しい風味がひろがります。ほのかな塩味、スパイシーな余韻も特徴的。

*黒糖1kgあたりのアルコール収得量の平均値等から算出した数量。

価格|3300円(税込)
原材料名|黒糖(沖縄県産)
酵母|沖縄県本部町の桜の花から分離したさくら酵母
アルコール分|40%
内容量|500ml

アートディレクション&デザイン|BOOTLEG
イラスト(ラベル)|千海博美
クリエイティブディレクション|LIQUID

ホワイトラムは、カクテルのベースとして使用されることが多いなか、「IHEYA ISLAND RUM」は、その芳醇な風味と味わいから、ストレートやロック、ソーダ割でも美味しく味わえる。特に、黒糖の風味を引き立たせるトニック割はおすすめ。

また、すこし手を加えて、パイナップルなどの南国の果物を加えてソーダで割ったフルーツハイボール、お好みのコーラで割るキューバリブレ(ラムコーク)は、自宅でも簡単にお楽しみいただけるカクテルメニューだ。

伊平屋村上空

沖縄本島から北へ41km。沖縄最北端、神々の伝説が息づく伊平屋島。天岩戸伝説*の日本最南端の地「クマヤ洞窟」があり、その神秘的な空間の眼下には、エメラルドグリーンの美しい海が広がる。島の約7割を標高200~300mの山地が占め、さとうきびの他、稲作も盛んだ。伊平屋島では、主にさとうきび品種Ni17、Ni15、Ni22が栽培されている。

*太陽の神・天照大御神が洞窟に隠れてしまい、世界が暗闇に包まれてしまったという日本各地に残る伝説。

伊平屋島
市町村|伊平屋村
人口|1134人(2021年時点)
面積|21.72㎢
黒糖年間生産量|466t(2020年から2021年までの1年間)
アクセス|沖縄本島北部・今帰仁村の運天港からフェリーで約1時間20分

伊平屋島に由来した「IHEYA ISLAND RUM(イヘヤ アイランドラム)」の香りや味わいを存分に楽しんでみてはいかが。

瑞穂酒造
Tel|098-885-0121
https://www.mizuhoshuzo.co.jp/

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