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食事がより楽しくなる《村上圭一》のうつわ
木の生きた痕跡が残る表情豊かな暮らしの道具
|注目のうつわ作家カタログ⑱

2024.1.12
食事がより楽しくなる《村上圭一》のうつわ<br><small>木の生きた痕跡が残る表情豊かな暮らしの道具<br>|注目のうつわ作家カタログ⑱</small>

素材を大切にする作家もいれば、ひとつの技術を洗練させていく作家もいる。そんな彼らの個性に満ちた作品は、私たちの食事をより楽しいものに変えてくれる。あなたの暮らしをより豊かにするうつわを探してみては。
 
今回は、樹種や産地を限定することなく木の表情を引き出すことにこだわる村上圭一さんの使うほどに手に馴染むうつわを紹介。

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村上圭一(むらかみ・けいいち)
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科にて木工を専攻。在学中、木という素材の楽しさに触れ、中でも手に収まるサイズのテーブルウェアに興味をもつことに。2009年より木工制作を開始し、現在は個展を中心に活動中

木の個性と手彫りの痕跡が生む触れたくなる質感
木目や節といった木がもつ個々の表情と、村上さんの手彫り技術が交錯。オイルや漆で仕上げることで、いっそう際立つ

「割れ、節、虫食いといった自然の中で生きてきた痕跡に、木という素材の魅力があると思っています」。だからこそ樹種も産地も限定せず、自然が育んできた木の表情を徹底的に引き出すことで生まれる佇まいは、かたちこそシンプルながら唯一無二。「陶器、ガラス、金属といった、さまざまな素材のうつわとも相性がよく、どんな食卓にも馴染みます。軽くて割れにくいので、気軽に取り入れてほしい」と、暮らしの道具としての機能も申し分ない。
 
オーソドックスなかたちゆえ、サイズが変わるだけで存在感が変わるところも村上さんの作品のおもしろさ。洋食をのせても和食を盛っても雰囲気よくまとまるうつわは、美味しさに磨きをかける。

クリ 黒彫目皿 φ240
料理の色が映えるよう、栗の木を鉄漿染(かねぞめ)という技法で染色。ほかのうつわの受け皿にも使えるオーソドックスなかたち
価格|6600円
サイズ|φ240×H25㎜
重量|300g
サクラ コーヒーメジャースプーン
コーヒーを淹れるシーンに木製の道具があればとの想いから制作された一品。柔らかな風合いで、使うほどに手に馴染んでいく
価格|3850円
サイズ|φ45×H30㎜(取っ手47㎜)
重量|15g
サクラ ボウル
蜜蝋ワックスで仕上げることで、実用性を意識。シンプルな形状だからこそ小料理をはじめ、ナッツ類などのお菓子にも合う
価格|5940円
サイズ|φ140×H38㎜
重量|105g

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《蝶野秀紀》のうつわ
素材本来の質感にこだわった
機能美あふれる日用の漆器

 
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Mail|ks9771@ybb.ne.jp
http://ki-nari.com

《注目のうつわ作家カタログ》
[陶磁器]
01|青木良太
02|田村 一
03|十場あすか
04|小川 綾
05|壷田和宏・亜矢
06|二階堂明弘
07|水谷智美
08|山本憲卓
09|シライナギサ
10|沼田智也
11|小島鉄平
12|湯町窯
[ガラス器]
13|西村 青
14|太田良子
15|古賀雄大
16|笹川健一
17|木下 宝
[木器・漆器]
18|村上圭一
19|蝶野秀紀
[飯碗]
20|ごはん茶碗 18選
[マグカップ]
21|マグカップ 18選

text: Natsu Arai photo: Shimpei Fukazawa
Discover Japan 2023年12月号「うつわと料理」

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