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山形県西川町がサウナブランディング?

2025.4.20
山形県西川町がサウナブランディング?

かつての賑わいを取り戻そうと、リブランディングを実施する温泉地が全国で増加中。その地の歴史や伝統を踏襲しつつ、アートや建築、食など独自の見どころを創出し、新しい魅力を生み出している。生まれ変わりゆく温泉地を、その目で確かめよう。今回は、山形県西川町のサウナを通じた試みをご紹介。

町長発案のサウナブランディング

過疎が進む山形県西川町。2022年に就任した町長の菅野大志氏の発案で、一年を通して冷たく軟らかな月山の雪解け水を活用し、老朽化した「水沢温泉館」をサウナ付き日帰り入浴施設にリニューアル。

アロマが香るセルフロウリュや雪解け水の水風呂、満天の星を眺められる外気浴スペースを備えたここだけのサウナを求めて、町外から多くのサウナ好きが訪れている。

水沢温泉館
登山、スキーなど行楽の帰りに立ち寄りやすい日帰り入浴施設。セルフロウリュのできるフィンランド式サウナのほか内湯もあり、隣接する「道の駅にしかわ」で地ビールも堪能できる。

住所|山形県西村山郡西川町大字水沢2304
Tel|0237-74-4433
営業時間|4~11月7:00~21:00 (最終受付20:30)、12~3月8:00~21:00(最終受付20:30)、金・土曜は通年~22:00(最終受付21:30)
定休日|第2火曜(祝日の場合は変更あり)
ウェブサイト|大人350円、子ども100円(※サウナ利用は+500円)

ととのうための試み拡大中!

西川町の雄大な自然の中で楽しめるアウトドアサウナも提案。月山朝日観光協会では、荷台部分をサウナに改造したトレーラーサウナを堪能するイベントを開催。また、テントサウナのほか、樽型の小屋のようなバレルサウナなども楽しめる。

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text: Miyo Yoshinaga
2025年3月号「ニッポンのまちづくり最前線」

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