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食事がより楽しくなる《二階堂明弘》のうつわ
日本の焼物文化を継承した暮らしの中で使えるアート
|注目のうつわ作家カタログ⑥

2024.1.10
食事がより楽しくなる《二階堂明弘》のうつわ<br><small>日本の焼物文化を継承した暮らしの中で使えるアート<br>|注目のうつわ作家カタログ⑥</small>

素材を大切にする作家もいれば、ひとつの技術を洗練させていく作家もいる。そんな彼らの個性に満ちた作品は、私たちの食事をより楽しいものに変えてくれる。あなたの暮らしをより豊かにするうつわを探してみては。
 
今回は、著名な料理人たちからも支持を得ている二階堂明弘さんの薄さと軽さを追求したうつわを紹介。

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二階堂明弘(にかいどう・あきひろ)
1977年、北海道生まれ。厚みをもってつくられることの多い益子の土を用いて、薄さを追求した作品が特徴。国内外での個展を中心に活動しており、海外シェフからの信頼も厚い。現在は静岡・伊豆で作陶に励む

経年変化を楽しむ、驚くほど軽くて薄い独自の焼締め
薄い素焼きの生地に化粧土を塗布。その上から削りをかけることで豊かな表情を見せる焼締めは、二階堂さんの真骨頂

「食は生きる上で欠かせない大切なこと。日々の暮らしや人生を変える可能性があるうつわは、人が人であることの広がりから生まれた、とても身近なアートだと思います」と語る二階堂明弘さん。名だたる料理人が二階堂さんの作品を愛する理由は、料理とうつわの融合から新たなアートが生まれるからだ。
 
土そのものの表情を引き出したソリッドなかたちが二階堂さんの作品の特徴だが、手にすると見た目に反してどこまでも軽い。「日本は世界に類を見ない、うつわの国。先人からのものづくりを踏襲した上で、現代でしか生み出せないうつわづくりができればと思っています。作品に身構えずに暮らしに取り入れてほしいです」。

ドラ鉢
寺院などで見掛ける銅羅に似ていることから名づけられたドラ鉢。鉄の粉末を用いた釉薬を塗ることで、金属のような質感を表現した
価格|6600円
サイズ|φ175×65㎜
重量|330g
リム鉢(伊豆土化粧)
伊豆の自宅前で採取された土を化粧土として使用。幾度となく研ぎ上げることで、生地の土と化粧土が絶妙に融合した
価格|8800円
サイズ|φ215×H65㎜
重量|350g
三角鉢
朝顔の花のようなかたちが印象的な焼締めの三角鉢。中心に少量の料理をのせ、うつわに余白をつくると盛りつけが美しく引き立つ
価格|6050円
サイズ|φ190×H60㎜
重量|205g

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《水谷智美》のうつわ
はかなげな色彩と力強い土による
焼締め技法のストーンウェア

 
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問い合わせ|ギャラリーfuuro
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Mail|mail@gallery-fuuro.com

《注目のうつわ作家カタログ》
[陶磁器]
01|青木良太
02|田村 一
03|十場あすか
04|小川 綾
05|壷田和宏・亜矢
06|二階堂明弘
07|水谷智美
08|山本憲卓
09|シライナギサ
10|沼田智也
11|小島鉄平
12|湯町窯
[ガラス器]
13|西村 青
14|太田良子
15|古賀雄大
16|笹川健一
17|木下 宝
[木器・漆器]
18|村上圭一
19|蝶野秀紀
[飯碗]
20|ごはん茶碗 18選
[マグカップ]
21|マグカップ 18選

text: Natsu Arai photo: Shimpei Fukazawa
Discover Japan 2023年12月号「うつわと料理」

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