FOOD

ナナホシ商店店主・宮城奈々さん
が愛する沖縄ソウルフード

2023.8.20
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ナナホシ商店店主・宮城奈々さん<br>が愛する沖縄ソウルフード

沖縄の食はバラエティに富んでいる。地元の人が食べ慣れ親しんできた定番の沖縄料理や沖縄そばから独自の発展を遂げた世界各国の料理、地元にこよなく愛される店まで、県民が愛するソウルフードをご紹介。

ナナホシ商店店主
宮城奈々(みやぎ・なな)

宮古島市の伊良部島にて、雑貨店「ナナホシ商店」を営む。島の素材を使用した雑貨や世界から集めた雑貨やアパレルを販売。「日常に小さな幸せを!」をコンセプトに、皆に喜んでもらえる店を目指す。また沖縄音楽の唄者として、島内の民謡居酒屋やホテルで活動中。6月23日にオリジナル曲を収録したCD『utai』をリリース

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宮古島の太陽が降り注ぐ
自然の恵みをいただきます

浜口水産の魚のてんぷらは1個130円。人気は白身魚、イカ、モズク、マグロなど

私が暮らす伊良部島は、宮古島本島と橋でつながる小さな島。漁業が盛んで、新鮮で美味しい魚が身近に手に入ります。島のソウルフードはなんといっても「浜口水産の魚のてんぷら」。電話しておけば受け取りに合わせて用意してくれるので、いつでもアチコーコー(熱々)を食べられます。白身魚が大きく衣はふわっふわ。食べ応え抜群。オリジナルのてんぷら粉は販売もしていて、島の家庭に常備されています。
 
アットホームなお寿司屋さん「寿しけん」は、新鮮な刺身と丁寧に握ってくれる寿司が美味しい島の名店。一品料理も充実しています。
 
店主が漁師の「南国キッチンぱいんみ」は、魚を中心に島の素材をふんだんに使った多国籍な料理がいただけます。店主が旅先や旅人から学んだ料理を島の食材で表現しています。
 
Ayurveda cafe しあわせや」は、ヨガのインストラクターでもある千春さんが営むカレー屋さん。本場インドで学んだアーユルヴェーダに基づいたベジタリアンカレーは、農薬や化学肥料を使わずに育てた宮古島の野菜やスパイスが。見た目にも美しく、誰もが幸せになる優しい味。
 
同じく島の野菜を楽しめる「島ごはんあったかや」は滋養深く、バランスのよいランチが人気。白米か酵素玄米を選べるのもうれしい。オーダーしてから炊き上げる土鍋ご飯は最高。

アーユルヴェーダカフェしあわせやのプレート1450円

島を案内するときに必ず立ち寄るのが「ユートピアファーム宮古島」。「ソフトクリーム」には南国のフルーツが贅沢に練り込まれていて、夏はマンゴーやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、三尺バナナの中から選べます。自家製のワッフルコーンがサクサク!
 
土・日曜だけ営業する「麺と雑貨とかき氷 ぐるぐるめんや」のかき氷は、季節のフルーツをたっぷり使ってボリューム満点。カラフルな見た目もかわいくて、ひとつでもお腹がいっぱいになるほど。
 
ジェラートのお店「リッコジェラート」は、地元の生産者が大切に育てるマンゴーやパッションフルーツやハーブ、泡盛を使っていて、いろんな組み合わせが選べます。
 
シンプルな素材でつくる「和洋菓子の店 ナガサキ屋」のカステラは不動の人気。サトウキビの糖蜜を使用し、どっしりと重量感のあるカステラは、一度食べたら忘れられない懐かしい味わい。
 
にしばるやー工房」で購入できるゴーヤーやドラゴンフルーツなどを練り込んだカラフルな乾麺は見た目も楽しくお土産に喜ばれます。

読了ライン

麺と雑貨とかき氷ぐるぐるめんやのかき氷700円〜
南国のフルーツや宮古島の特産食材でつくるジェラートはSサイズ500円。コーンも自家製

浜口水産
住所|宮古島市伊良部国仲431-1
Tel|0980-74-5056
 
寿しけん
住所|宮古島市伊良部字国仲124
Tel|0980-78-3078
 
南国キッチンぱいんみ
住所|宮古島市伊良部字長浜1470-2
Tel|090-6303-0088
 
Ayurveda cafe しあわせや
住所|宮古島市平良西里529-1 西
Tel|0980-79-5139
 
島ごはん あったかや
住所|宮古島市下地字洲鎌473-1
Tel|070-3800-0100
 
ユートピアファーム宮古島
住所|宮古島市上野字宮国1714-2
Tel|0980-76-2949
 
麺と雑貨とかき氷 ぐるぐるめんや
住所|宮古島市城辺友利306-5
Tel|070-8521-8961
 
リッコジェラート
住所|宮古島市平良字下里550
ricco-gelato.com
 
和洋菓子の店 ナガサキ屋
住所|宮古島市伊良部字国仲85-3
Tel|0980-78-3917
 
にしばるやー工房
住所|宮古島市城辺友利306-5
Tel|090-5943-4902

text: Kiyomi Gon
Discover Japan 2023年7月号「感性を刺激するホテル/ローカルが愛する沖縄」

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