《中部地方の桜》3選
都心から日帰りでも楽しめる
｜一生に一度は見たい桜の名所！②

春の訪れを告げる桜の季節がもうすぐやってきます。美しい風景を求めて全国各地を旅する写真家の方々が、桜の名所25カ所を推薦。場所ごとに撮影のコツも紹介しているため、カメラを片手に花見へと出掛けよう！　今回は、都心から日帰りでも楽しめる「中部地方」の桜スポットを3ヶ所、紹介します。

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01｜長野県・箕輪町「上ノ平城跡の一本桜」

平安後期に築城されたとも伝わり、県の史跡に指定される上ノ平城跡。この地に植えられたエドヒガンザクラは推定樹齢90年以上。「一本桜の存在にはかなさを感じますが、桜と雄大な星々との対比は現地で見るとよりいっそう胸にくるものがあります」

撮影のPoint
カーブ道が一本桜につながり、その奥に天の川が横たわるような構図に。星以外は明るくなり過ぎないようにレタッチした

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住所｜長野県上伊那郡箕輪町東箕輪2699-4
問｜箕輪町郷土博物館
Tel｜0265-79-4860

02｜長野県・白馬村「野平の一本桜」

春から夏にかけて多様な花が咲く白馬村の中でも、写真家に人気の絶景スポット。ゴールデンウィーク前後にダイナミックな見頃を迎える。「高台の土手際に立つ孤高の一本桜。背後にそびえる雪化粧を残した北アルプスの景色が素晴らしく、桜とのコントラストに魅力を感じます」

撮影のPoint
背後の北アルプスを生かすため、少し桜から離れた場所から望遠レンズを用いて撮影。空を違和感ない程度に調整して、爽やかさを演出した

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住所｜長野県北安曇郡白馬村北城野平
問｜白馬村観光局インフォメーション
Tel｜0261-85-4210

03｜長野県・松本市「松本城」

戦国時代に小笠原氏の家臣・坂西氏の館をつくり直し、深志城としたことがはじまりとされる松本城。現存する五重六階の天守閣の中では日本最古で、国宝にも指定されている。「桜と城という組み合わせは、日本を象徴するような景色だと思います」

撮影のPoint
満開の桜が松本城を取り囲むような構図をイメージして、下から見上げて撮影。桜は青空に映えるため、天気のいい日に向かいたい

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住所｜長野県松本市丸の内4-1
入場時間｜8:30～17:00（最終入場16:30）
入場料｜国宝松本城天守・本丸庭園／700円
問｜松本城管理課
Tel｜0263-32-2902

※各スポットの花見や撮影に関しては、周囲に配慮しながら施設や地域のルール・マナーに従って行ってください。

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近畿地方の桜 10選
 
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text: Akane Sato
Discover Japan 2024年4月号「日本再発見の旅」