ART

日本初開催「ダミアン・ハースト 桜」
美術館で愉しむもう一つのお花見?!

2022.3.21
<small>日本初開催「ダミアン・ハースト 桜」</small><br>美術館で愉しむもう一つのお花見?!
ダミアン・ハースト『神聖な日の桜』 2018年 カルティエ現代美術財団コレクション
Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

絵画、彫刻、インスタレーションなどさまざまな手法を用いて、芸術や宗教、科学などのテーマを深く考察してきた英国の現代作家、ダミアン・ハースト。国立新美術館で開催されるこの展示会では、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングなど西洋絵画史の発展を独自に解釈して生まれた、鮮やかでダイナミックな最新作の『桜』シリーズを厳選して展示。

スタジオでのダミアン・ハースト 2019年
Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

ダミアン・ハースト自らがセレクトした
大型絵画24点を展示

最新作『桜』シリーズで、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させたダミアン・ハースト。本作は1980年代後半以降、継続的に抽象絵画を制作してきた彼にとって、色彩や絵画空間に対する探究の大きな成果となった。

日本初開催となる今回の大規模個展では、107点から成る『桜』シリーズから今回のためにダミアン・ハースト自身が24点の大型絵画を選び、展示空間を作り上げている。

「ダミアン・ハースト 桜」展示風景 2022年 国立新美術館
Photographed by Masaya Yoshimura © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
ダミアン・ハースト 2019年
Photographed by Prudence Cuming Associates Ltd © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

ダミアン・ハースト
1965年、英国ブリストル生まれ。リーズで育ち、1984年からロンドン在住。1988年、ゴールドスミス・カレッジ在学中に、学生と共に作品を展示した「フリーズ」展を主催。同展はハーストだけでなく、その他の新進アーティストのキャリアをスタートさせるきっかけになるとともに、「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)」の誕生を示すものとなった。1995年にはターナー賞受賞。彫刻、インスタレーション、絵画、ドローイングといった創作活動において、生と死、過剰さ、儚さといったテーマを探求する。

はかなくも鮮やかに咲く桜の木の下に身を置いたときのように、私たちを幻想的な世界へと誘い込む。この春、美術館で“もう一つの桜”が咲き誇る。

ダミアン・ハースト 桜
会期|~5月23日(月)
会場|国立新美術館 企画展示室2E
住所|東京都港区六本木7-22-2
時間|10:00~18:00(金・土曜は~20:00)
※入場は閉館の30分前まで
休館日|火曜(5月3日は開館)
料金|一般1500円、大学生1200円、高校生600円、中学生以下無料
Tel|050-5541-8600(ハローダイヤル)
www.nact.jp

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