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《SWEETS BANK/スイーツバンク》
春華堂が手がける“記憶”に残る複合施設

2022.3.1
《SWEETS BANK/スイーツバンク》<br><small>春華堂が手がける“記憶”に残る複合施設</small>

浜松の銘菓として全国で愛される「うなぎパイ」で有名な春華堂。家族団らん、“アニバーサリー”をテーマに、実物の約13倍ある巨大なテーブルやイス、うなぎパイの紙袋のオブジェをデザインに組み込んだユニークな複合施設「SWEETS BANK/スイーツバンク」が誕生。まるで小人の世界へふらりと迷い込んだような気分になる浜松の新たな観光名所の魅力を紹介。

静岡のシンボルとなる、文化的価値創造拠点

SWEETS BANKの外観
13倍スケールのダイニングテーブルをかたどった建築が、来場者の驚きを生み出す

SWEETS BANKは、春華堂の創業130周年を期に、商品コンセプトである「家族団らん」、さらに「アニバーサリー(記念日)」をメインテーマに据え、浜松の観光活性化および地域とのつながりを強化する、地域や観光客のハブ(接点)となる文化的価値創造拠点として誕生。

春華堂のほかにも、浜松いわた信用金庫の森田支店、リブランドした「SWEETS BANK SHOP春華堂」、春華堂直営のカフェ&ベーカリー「とらとふうせん」、コミュニティスペース「meeting room ツノがたつ」で構成。インテリアの細部までコンセプトに沿った世界観にこだわり、訪れた人の笑顔があふれる、記憶に残るような施設をトータルプロデュースした。

非日常の空間へ誘う

建築にあたり、大事にしたのは、春華堂が大切にしているお客さまへの感謝の気持ちや絆を施設全体で体現すること。そのために建物と内装、インテリアを一体化させ、明確なストーリーの確立を目指した。アニバーサリーというコンセプトを打ち立て、内部のテーマから建築の意匠性に派生させていき、最も体現できるアイテムとして巨大なダイニングテーブルを具現化することとした。

浜松いわた信用金庫のエントランス
万年筆のオブジェが象徴的な空間で、訪れた方を楽しませる

ダイニングテーブルと椅子のある情景に馴染むオブジェを選定。またカフェやショップ、銀行など施設内の様々なコンテンツに対して直感的に連想できるアイテムを意識して採用した。オブジェはテーブルの世界観を彩るだけでなく、情景に溶け込みながらも空間の象徴となるようなサインの機能を持たせている。

春華堂棟 エントランスロビー
春華堂オフィス、カフェ、春華堂神田店への入り口ではエッグスタンドのオブジェが来場者を和ませる

春華堂北棟の内装は、小麦粉をイメージしたスタッコ調の壁やパイ生地をイメージした1Fのフローリング、パイ生地の積層をイメージしたオフィスエントランスの格子など、おかしづくりのアイテムを空間のエッセンスとして盛り込んだ。浜松いわた信用金庫のある南棟は従来の画一的な銀行のイメージの脱却を目指し、開放感のある居心地の良い空間とした。ブタの貯金箱や万年筆など、書斎に近いアイテムのオブジェが銀行のイメージとマッチしながら、アクセントとして活きる空間を構築した。

浜松のお土産や贈り物にぴったり
「SWEETS BANK SHOP春華堂」

画像提供:春華堂

棚にはオリジナリティに富んだ商品、ショーケースには色とりどりのスイーツが並ぶ。おなじみのうなぎパイも、ひと味違う。「うなぎパイ詰合せ」は、うなぎパイをせっせと作る小さな職人や、浜松まつりに出てくる凧が描かれた「スイーツバンク」限定デザインのパッケージ。

また、SWEETS BANKの大きいアレコレが、手のひらサイズの上生菓子に。

カフェ&ベーカリー
「TORA to FUSEN/とらとふうせん」

カフェ&ベーカリー TORA to FUSEN/とらとふうせん
巨大なポットとコーヒーカップがシンボルの、春華堂直営カフェテリア形式のレストラン
画像提供:春華堂

カフェ&ベーカリーでは、オリジナル食パン「とらんだの黄色い山型ブリオッシュ」をパン職人が毎日焼き上げ、スイーツや食事のメニューを用意する。ブリオッシュを使用したメニューや、春華堂の定番プリン、田舎みそまんで使用している地元の熟成味噌などお菓子の素材をとらとふうせん流にアレンジ。またに、「フレッシュ&サプライズ」をコンセプトに遠州野菜を使用したデリランチも楽しめる。

とらんだの黄色い山型ブリオッシュ
パン職人が焼き上げるブリオッシュ食パン。バターと卵をたっぷり使用したリッチな味わいの山型ブリオッシュはスイーツにもお食事にもどちらにも相性のいい万能パン。カフェではモーニング、ランチ、スイーツと多様な顔が楽しめ、小売用の山型1斤も限定数で販売。

コミュニティスペース
「meeting room ツノがたつ」

セミナーやアニバーサリーイベント等を開催し、人・モノ・情報等を結ぶ

浜松に散らばる魅力的な人、モノ、情報といった地域資源を領域を超えて結びつけ、この困難な時代を共に乗り越える“縁の下の力持ち”になりたい…。そんな思いからコミュニティスペース「meeting room ツノがたつ」を立ち上げるに至った。“「ひとり」の満足を叶える”をコンセプトに、「ひとり」が持つ想いや可能性に寄り添い・交わり・伝え、地域の「やってみたい」を応援していく。

「ツノがたつ」の由来
泡立てた卵白やクリームの最適な状態を示す「ツノ」のしなやかな印象と、動物の「ツノ」が誇示する個体の強さや特色をかけ合わせ、人と人がコミュニケートするためのしなやかさとひとりの持つ可能性を表している。

おいしいスイーツを食べながら、ステキな思い出もカメラの中に。非日常あふれる空間で、ワクワク楽しい時間を過ごしてみてはいかが。

SWEETS BANK
住所|静岡県浜松市中区神田町553
Tel|053-441-3340
営業時間|9:30〜18:00
駐車場|自家用車70台 / 駐車料金無料
https://sweetsbank.jp/

Photo: Taichi Misonoo / Provided by: Tanseisha

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