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鉄板焼き《とよこや》
匂いもアテになる、魅惑の鉄板飲み
|京都のおすすめ昼飲みスポット⑤

2023.12.27
鉄板焼き《とよこや》<br>匂いもアテになる、魅惑の鉄板飲み<br><small>|京都のおすすめ昼飲みスポット⑤</small>

ここ最近、京都に昼飲みの波が到来中。京情緒あふれる町家空間でゆるりと飲めたり、注目のプラントベースを取り入れたりと個性派揃いの7軒をピックアップ。
 
今回は京都市役所そばに今年オープンしたばかりの鉄板焼きの店「とよこや」を紹介。名物のだし巻きは必食だ。

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ナス豚炒めをつくるひとコマ。たれをからめた瞬間の、香ばしい匂いも鉄板の魅力

目の前の鉄板に食材が置かれると、ジュワッと立ち上る音と香り。もうこれだけで飲めそう…と、ビールをコップに注いでまず一杯。鮮やかなコテさばきで、みるみるうちに炒め物や焼きそばが完成していく。

「おばあちゃんが市内で鉄板焼きの店をやっていて、小さい頃からよく手伝っていました」と話すのは、店主の米田奈央さん。自分も同じスタイルで、長く愛される店をつくりたい。そんな思いで2023年5月、大好きなおばあちゃんの名前を冠した「とよこや」を立ち上げた。京都市役所そばというアクセスのよさもあり、昼酒場の新定番として注目を集めている。

鉄板だしまき600円。明太子入りのアレンジも好評

鉄板メニューの中でもぜひオーダーしたい名物のひとつが、だし巻き。卵3個にたっぷりの出汁を加え、鉄板へ。サラサラの卵生地を2本のコテで器用に寄せ、成形して焼き上げる。表面は香ばしい焼き目をまといつつ中はジューシーで、ビールが進む味わい。もちろん、おばあちゃん譲りの一品だ。卵を加えてまろやかに仕上げるのがポイントのナス豚炒めも、どこか懐かしい甘辛さで思わず笑顔になる。鉄板焼きのほか、煮物やおひたしなど、箸休めにぴったりなおばんざいが用意されているのも抜かりない。

早くも常連さん多数。和やかな会話を通してオーダーが決まっていく。一人で店を切り盛りする米田さんは弱冠26歳。ほわっと柔らかな物腰と、手際のよさがチャーミング。「ご飯なしの“カレールウ”もおすすめのアテです」

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<おしながき>
・赤ウインナー 500円
・焼きそば 800円
・カレールウ 500円
 
<ドリンク>
・日本酒 800円
・焼酎(麦・芋) 600円
・ザクロ酢サワー 600円

 

ダイニングバー
《星の球》

 
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とよこや
住所|京都市中京区河原町通二条上ル清水町352-4
Tel|075-211-2014
営業時間|14:00〜21:00
定休日|日曜、ほか不定休あり

《京都のおすすめ昼飲みスポット》
1|居酒屋/サンバディ
2|ワインバー/tardes
3|カフェ/2éme MAISON
4|ワインバー/バール バリオーレ
5|鉄板焼き/とよこや
6|ダイニングバー/星の球
7|カフェ/ARCHI coffee and wine

text: Aya Honjo photo: Riho Nakabe
Discover Japan 2023年11月号「京都 今年の秋は、ちょっと”奥”がおもしろい」

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