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カフェ《ARCHI coffee and wine/アーキコーヒーアンドワイン》
京町家で、ひと足お先に朝飲み
|京都のおすすめ昼飲みスポット⑦

2023.12.29
カフェ《ARCHI coffee and wine/アーキコーヒーアンドワイン》<br>京町家で、ひと足お先に朝飲み<br><small>|京都のおすすめ昼飲みスポット⑦</small>

ここ最近、京都に昼飲みの波が到来中。京情緒あふれる町家空間でゆるりと飲めたり、注目のプラントベースを取り入れたりと個性派揃いの7軒をピックアップ。
 
今回は新撰組ゆかりの地に店を構える「ARCHI coffee and wine(アーキコーヒーアンドワイン)」を紹介。朝9時から楽しむコーヒーとワインで至福のひとときを過ごそう。

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店内はあえてフルリノベーションせず、不自由さの余白を残した

新撰組ゆかりの地・壬生の下町に、2022年9月オープン。築80年超の京町家を舞台に「コーヒーとワイン、それに合うモノ」を揃える。
 
「京町家は少しずつ失われつつあります。町家好きの人に来てほしいのはもちろん、多くの人に知ってほしい」と話すのは、オーナーの有坂優輝さん。その場所でゲストをもてなすツールとして、世界共通の嗜好品であるコーヒーとワインを選んだ。

フレンチトースト800円。卵と生クリームをたっぷりと使ったリッチなフレンチトーストに、生ハムとチーズクリームを添え、甘みと塩気、旨みが重なる口福を演出。口溶けのいいパンは近隣のベーカリー「アルピーヌ」から。合わせるなら、グルナッシュなど明るい果実味の赤がおすすめ

営業は朝9時スタート。ゲストハウスも多い界隈だけに、朝はもっぱらコーヒー需要? と思えば、早い時間からグラスワインを楽しむ場面も少なくないそう。「果実味があって、ほどよくドライなナチュラルワインを揃えています」と有坂さん。そこに合わせたい一品は、意外にもフレンチトースト。生ハムと一緒に味わうことで独特の甘じょっぱさが生まれる。軽やかな赤ワインで追いかければ、味わいはさらに増幅。プリンを寄り添わせて “おやつ飲み”も捨て難い。京の街とともに時を重ねてきた趣深い空間で、至福のペアリングを体験したい。

旬野菜のキッシュも好評。万願寺とキーマカレーのキッシュ800円

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ワインはフランス、イタリアを中心にグラスで6種ほど提供

<おしながき>
・地元パンのオープンサンド 700円〜
・季節のフルーツと生ハムのブラータ 1800円〜2100円(15時〜)
・自家製名物焼売2個400円〜(15時〜)
 
<ドリンク>
・ナチュラルワイン 900円〜1200円
・HOLON(クラフトジン) 1000円

ARCHI coffee and wine
住所|京都市中京区壬生高樋町65-21
Tel|なし
営業時間|9:00〜20:00(月曜は11:00〜18:00)
定休日|火曜、ほか不定休あり

《京都のおすすめ昼飲みスポット》
1|居酒屋/サンバディ
2|ワインバー/tardes
3|カフェ/2éme MAISON
4|ワインバー/バール バリオーレ
5|鉄板焼き/とよこや
6|ダイニングバー/星の球
7|カフェ/ARCHI coffee and wine

text: Aya Honjo photo: Riho Nakabe
Discover Japan 2023年11月号「京都 今年の秋は、ちょっと”奥”がおもしろい」

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