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ピパーチを料理で味わえる
石垣島の飲食店3選

2026.1.22
ピパーチを料理で味わえる<br>石垣島の飲食店3選

八重山諸島に伝わる香辛料・ピパーチは、いま熱い注目を集めている。かつては幻のスパイスと呼ばれた島の記憶を求めて灼熱の太陽が降り注ぐ、石垣島の旅に出た。今回は、石垣島でピパーチを実際に食べて愉しめるお店を3つご紹介!

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01|まつむとぅ家

ゴーヤーや島豆腐、ポーク、卵が入ったゴーヤちゃんぷる(950円)。ゴーヤーの食感を残しつつ、出汁を吸った素材の美味しさを、最後に振りかけたピパーチがピリッとまとめ上げる。自家製のピパーチは700円

築100年の赤瓦屋根の古民家で営む八重山そば店「まつむとぅ家」には、八重山そばやソーキそばに加え、沖縄名物の氷ぜんざいなどの短冊メニューがずらりと並ぶ。ピパーチの葉を使ったジューシーもあり地元客にも人気。店主・平田和子さんとの会話を楽しみにリピートする観光客も多い。庭のフクギにからんで育つピパーチの観察もおすすめ。

店主 平田和子さん
「我が家の古民家の歴史 気軽に聞いてみてね」

和子さんは「石垣島の家庭では、コショウのようにピパーチを振って食べますよ。コショウより香りがよくて、さっぱりしているから油料理にもピッタリね」と教えてくれた。

古民家の正面の柱の土台となっているサンゴ石にも注目してほしい。サンゴの多孔質構造は床下の通気性を確保する役割を担っていた。いまでは貴重なサンゴ石は、島の歴史を物語っている

まつむとぅ家
住所|沖縄県石垣市登野城685-8
Tel|0980-83-4516
営業時間|11:30〜15:30
定休日|月・火曜

02|あらだ家

沖縄県産豚骨と鰹出汁のバランスが抜群のあらだ家の三枚肉そば(900円)。自家製ピパーチをぱらりとひと振りすると、エスニックな香りが立ち上り、食欲をそそる

敷地に入ると、見事に手入れされたブーゲンビレアや月桃、ハイビスカスなど、南国の色鮮やかな植物が出迎えてくれる。店主の新田素子さんは夫の古民家を八重山そば店としてよみがえらせたいと、近所の同級生たちとそばの研究を重ねて一念発起、あらだ家をスタートさせた。

右)あらだ家オリジナルのピパーチ(800円)。ふんわりと甘く爽やかな辛みが特徴。自家製の島唐辛子でコーレーグースもつくっている(700円)。左)1本ずつピパーチの芯を外した実だけを使うこだわり

あっさりの中にコクがある優しい素朴な味わいのそばは地元でも評判。同級生宅の石垣に実るピパーチを独自の手法で商品化して販売中。自家製ピパーチは芯を取り外し、色鮮やかに仕上げている。

美しい景色を愛でながら、島時間を堪能できる。座敷なので子連れにも安心
島の青空によく映える赤瓦。沖縄らしいひんぷん(魔除け効果のある目隠し)に描かれた「あらだ家」の文字は新田さんの直筆

あらだ家
住所|沖縄県石垣市登野城144-5
Tel|080-1737-5843
営業時間|11:30〜15:00 (L.O.14:30)
定休日|月曜

03|島の野菜Bistro DRAPEAU

ビストロ料理にも八重山ならではのエッセンスをプラス。ピパーチの風味を生かした「ピパーチ風味のパテ ド カンパーニュ」(1080円)

母が石垣島出身だという加藤昭彦さんと北海道出身でシェフの沙弥香さんが営む「島の野菜Bistro DRAPEAU」。店名の「ドラポー」はフランス語で「旗」を意味し、八重山の食材一つひとつにフォーカスしたシンプルな料理とワインを楽しむ店。地元の生産者とのコミュニケーションを密に、ドラゴンフルーツのつぼみなど、収穫時期に合わせた珍しい食材などもいただける。朝食のバタートーストやパスタにも、ピパーチを合わせるというご夫婦。ピパーチは料理人の創作意欲をかき立てるスパイスのようだ。

ピパーチは自家製。収穫後、沸騰した湯で蒸すなどして滅菌、しっかりと干して水分を飛ばした後、ミルなどで粉末に。粗さで風味が異なるのもおもしろい

人気メニューは、昭彦さんの実家で栽培するピパーチと豚挽き肉、レバーなどを合わせたパテ。沙弥香さんにとって、個性的で力強い島の食材は驚きで、今後は祭事と密接に結び付いた島の伝統文化を探求し、料理に生かしたいと話す。

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カウンターとテーブル席に分かれた店内。一人でも気軽に入れる雰囲気。オープンと同時に地元客ですぐに席が埋まってしまう。予約がおすすめ。 潮風を感じながらゆったり座れるテラス席も

島の野菜Bistro DRAPEAU
住所|沖縄県石垣市大川538-2 U-viento 1F
Tel|0980-87-7942
営業時間|17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日|木曜

 

石垣島のお土産にしたい!
ピパーチを使ったこだわりの品

 
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ピパーチ
01|香辛料《ピパーチ》とは?
02|ピパーチを栽培する自社農園
03|ピパーチを味わえる石垣島の飲食店3選
04|お土産に!ピパーチを使ったこだわりの品

text: studio BAHCO photo: Sadaho Naito
2025年11月号「実は、スパイス天国ニッポン」

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