ピパーチを料理で味わえる
石垣島の飲食店3選
八重山諸島に伝わる香辛料・ピパーチは、いま熱い注目を集めている。かつては幻のスパイスと呼ばれた島の記憶を求めて灼熱の太陽が降り注ぐ、石垣島の旅に出た。今回は、石垣島でピパーチを実際に食べて愉しめるお店を3つご紹介!
01|まつむとぅ家

築100年の赤瓦屋根の古民家で営む八重山そば店「まつむとぅ家」には、八重山そばやソーキそばに加え、沖縄名物の氷ぜんざいなどの短冊メニューがずらりと並ぶ。ピパーチの葉を使ったジューシーもあり地元客にも人気。店主・平田和子さんとの会話を楽しみにリピートする観光客も多い。庭のフクギにからんで育つピパーチの観察もおすすめ。

「我が家の古民家の歴史 気軽に聞いてみてね」
和子さんは「石垣島の家庭では、コショウのようにピパーチを振って食べますよ。コショウより香りがよくて、さっぱりしているから油料理にもピッタリね」と教えてくれた。

まつむとぅ家
住所|沖縄県石垣市登野城685-8
Tel|0980-83-4516
営業時間|11:30〜15:30
定休日|月・火曜
02|あらだ家

敷地に入ると、見事に手入れされたブーゲンビレアや月桃、ハイビスカスなど、南国の色鮮やかな植物が出迎えてくれる。店主の新田素子さんは夫の古民家を八重山そば店としてよみがえらせたいと、近所の同級生たちとそばの研究を重ねて一念発起、あらだ家をスタートさせた。

あっさりの中にコクがある優しい素朴な味わいのそばは地元でも評判。同級生宅の石垣に実るピパーチを独自の手法で商品化して販売中。自家製ピパーチは芯を取り外し、色鮮やかに仕上げている。


あらだ家
住所|沖縄県石垣市登野城144-5
Tel|080-1737-5843
営業時間|11:30〜15:00 (L.O.14:30)
定休日|月曜
03|島の野菜Bistro DRAPEAU

母が石垣島出身だという加藤昭彦さんと北海道出身でシェフの沙弥香さんが営む「島の野菜Bistro DRAPEAU」。店名の「ドラポー」はフランス語で「旗」を意味し、八重山の食材一つひとつにフォーカスしたシンプルな料理とワインを楽しむ店。地元の生産者とのコミュニケーションを密に、ドラゴンフルーツのつぼみなど、収穫時期に合わせた珍しい食材などもいただける。朝食のバタートーストやパスタにも、ピパーチを合わせるというご夫婦。ピパーチは料理人の創作意欲をかき立てるスパイスのようだ。

人気メニューは、昭彦さんの実家で栽培するピパーチと豚挽き肉、レバーなどを合わせたパテ。沙弥香さんにとって、個性的で力強い島の食材は驚きで、今後は祭事と密接に結び付いた島の伝統文化を探求し、料理に生かしたいと話す。
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島の野菜Bistro DRAPEAU
住所|沖縄県石垣市大川538-2 U-viento 1F
Tel|0980-87-7942
営業時間|17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日|木曜
ピパーチを使ったこだわりの品
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text: studio BAHCO photo: Sadaho Naito
2025年11月号「実は、スパイス天国ニッポン」



































