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《星のや沖縄》
最上級のスイートルーム「ティーダ」で
沖縄の贅を尽くした滞在を|前編

2024.6.27 PR
《星のや沖縄》<br><small>最上級のスイートルーム「ティーダ」で<br>沖縄の贅を尽くした滞在を|前編</small>

沖縄を訪れるたびにまた行きたいという気持ちに駆られてしまう。穏やかな気候にも美ら海にも、三線の音色にも、エイサーにも酔いしれる。だが旅人にとっての魅力は、沖縄に燦然と輝く心癒される宿の数々……。そのうちのひとつ「星のや沖縄」には海とつながる極上の隠れ家があるのをご存じだろうか。その特別室「ティーダ」をお披露目しよう。

文=せきねきょうこ
ホテルジャーナリスト。フランス・アンジェで大学生活を終え、スイスの山岳リゾート地で観光案内所勤務中に3年間、ホテルで暮らす。1994年から現職。アドバイザーやコンサルタントも
www.kyokosekine.com

沖縄の粋を集めた空間で過ごす島の休日

「秘密の花園」という言葉がぴったり、南国の植栽に包まれるティーダの前景。ヒンプンに隠され塀の中は見えないが、その先には大きく取られたガラス扉。土間ダイニング、プールも海も望める開放的なつくり

「星のや沖縄」には“秘密のヴィラ”があるとうわさには聞いていた。メディアにも多くは公開されず、沖縄ラグジュアリーの最高峰を提供し静かにゲストを待つ。その特別室「ティーダ」を訪れた。

ティーダはわずか4棟のみの構成だ。専用の門をくぐるとそれぞれの部屋に向かう小道があり、背の高い植栽を縫うように進む。ワクワク感が沸騰する頃、赤瓦屋根でできた琉球建築が現れる。ここからが贅を極めたプライベートな滞在のはじまりである。

中庭に続く海に最も近い部屋は、テラスの付いたリビング。琉球畳が香る明るい部屋に皆で集える。夕焼けに染まる海を眺める感動を分かち合い、充実した一日を喜び、おしゃべりに花を咲かせたい空間

全室スイートルーム仕様の星のや沖縄内で、ティーダは特別仕様の最上級客室。重い玄関のガラス扉を開け、まずは天井高が約5mもある土間ダイニングに入ると、目の先には20mの加温式屋外プールが海に向かって延び、リゾート心がくすぐられる。

2部屋の寝室、その間にはバスルーム、そして中庭に面したリビングルームがあり、ティーダでは中庭から海に直接出ていける

寝室やほかのスペースは、プールに沿う長い廊下に面するようにあり、ふたつのツインベッドルームのほか、琉球畳が敷かれ中庭に面したテラスリビングが整う。ティーダの広さは約260㎡。中庭とプールの間には、アジアのリゾートに見るバレのようなオープンエアのリビングがつくられ、南国らしい寛ぎの場となっている。シエスタに、カクテルタイムにと、ソファやクッションが置かれる。宵にはこの場でゆったりと寛ぎ、カクテルを楽しみながら三線の奏者が奏でる琉球音楽に酔いしれる。

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中庭と反対側の入り口を入ると、大きなテーブルの置かれた集いの空間・土間ダイニングが。客室のミニバーはフリー。ワインや泡盛などが用意された充実のラインアップで、気分に合わせて楽しみたい
加温式プールにふたつのベッドルームのプライベートな空間
全長20mのプールを中心につくられた特別室ティーダの全貌

沖縄を代表する工芸品も

朱色の美しい高貴な漆器は創業120年余り、琉球漆器最古の老舗「角萬漆器」の逸品
特別に描かれた紅型は夜に咲くサガリバナの下で行われている宴の様子
沖縄陶芸界の重鎮、大嶺實清氏と息子たちの工房の代表的なペルシアンブルーの泡盛用酒器

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「ティーダ」だからこそかなう
心に残る沖縄の文化体験|中編

 
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photo: Hiroshi Abe text: Kyoko Sekine
Discover Japan 2024年7月号「沖縄」

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